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ADO.NET での Oracle データ ソースへの接続

.NET Framework Data Provider for Oracle は、OracleConnection オブジェクトを通じて、Oracle データ ソースへの接続を提供します。

.NET Framework Data Provider for Oracle で使用される接続文字列フォーマットは、できるだけ MSDAORA (OLE DB Provider for Oracle) の接続文字列フォーマットと一致するようにデザインされています。OracleConnection の詳細については、「OracleConnection クラス」を参照してください。

メモ   .NET Framework Data Provider for Oracle は、.NET Framework Version 1.0 には同梱されていません。.NET Framework Version 1.0 を使用していて、.NET Framework Data Provider for Oracle が必要な場合は、https://www.microsoft.com/downloads/search.asp?LangID=13&LangDIR=JA からダウンロードできます。

Oracle データ ソースへの接続を作成し確立する方法を次のサンプル コードに示します。

Dim nwindConn As OracleConnection = New OracleConnection("Data Source=MyOracleServer;Integrated Security=yes;")
nwindConn.Open()
[C#]
OracleConnection nwindConn = new OracleConnection("Data Source=MyOracleServer;Integrated Security=yes;");
nwindConn.Open();

接続の終了

接続がプールに返されるようにするために、接続を使い終えたら必ず Connection を終了することをお勧めします。これを行うには、Connection オブジェクトの Close メソッドまたは Dispose メソッドを使用します。明示的に終了されていない接続は、プールに追加したり返したりすることができないことがあります。たとえば、スコープ外に出ても、明示的に終了されていない接続は、最大プール サイズに達した時点でその接続がまだ有効である場合にだけ接続プールに返されます。

メモ   クラスの Finalize メソッド内で ConnectionDataReader、またはその他のマネージ オブジェクトの Close または Dispose を呼び出さないでください。終了処理では、クラスに直接所有されているアンマネージ リソースだけを解放してください。クラスがアンマネージ リソースを所有していない場合は、クラス定義に Finalize メソッドを含めないでください。詳細については、「ガベージ コレクションのプログラミング」を参照してください。

参照

.NET Framework データ プロバイダによるデータのアクセス | OracleConnection クラス | System.Data.OracleClient