次の方法で共有


チュートリアル : ASP.NET Web アプリケーションのディレクトリ構造の作成

このチュートリアルの手順では、ASP.NET Web アプリケーションのルート ディレクトリ内に作成するディレクトリを示します。また、作成可能なディレクトリ構造についても簡単に説明し、最後に一般的なファイル名を使ったサンプルのディレクトリ構造を示します。

このチュートリアルの準備をするには

ASP.NET Web アプリケーションのディレクトリ構造を作成するには

  1. コマンド プロンプトまたは Windows エクスプローラで、作成したルート ディレクトリを開きます。
  2. 新しいディレクトリを作成し、bin という名前を付けます。
  3. アプリケーションで必要なその他のディレクトリを作成します。たとえば、アプリケーションに含まれるすべてのイメージを格納するディレクトリを作成します。

\Bin ディレクトリは、Web アプリケーションの既定のアセンブリ キャッシュです。Web アプリケーションが別のアプリケーションと DLL を共有していない場合は、アプリケーションで使用されるすべての DLL を \Bin ディレクトリに格納することによって、DLL に含まれているクラス オブジェクトへの参照が正しく解決されます。このアセンブリには、ビジネス ロジックやコンパイル済みのカスタム サーバー コントロールを含めることができます。Web アプリケーションが他のアプリケーションとアセンブリを共有する場合は、共有 DLL をグローバル アセンブリ キャッシュに格納します。詳細については、「グローバル アセンブリ キャッシュ」を参照してください。

メモ   ここで説明した手順は、ASP.NET Web アプリケーションを作成したときに Visual Studio .NET でコンパイルしたアセンブリには適用されません。Visual Studio .NET を使用して開発した Web アプリケーションを配置する方法の詳細については、Visual Studio のドキュメントを参照してください。

Web アプリケーションの既定の構成を変更する場合は、Web.config ファイルを作成し、必要な変更を行った後、ルート ディレクトリに保存します。詳細については、「ASP.NET の構成」を参照してください。

また、アプリケーション全体で使用される、Application_Error イベントのハンドラなどの関数を作成した場合は、作成した関数を Global.asax ファイルに配置し、そのファイルをアプリケーションのルート ディレクトリに保存します。詳細については、「ASP.NET アプリケーション」を参照してください。

アプリケーションのルート ディレクトリが C:\myWebApp であるサンプル ディレクトリ構造を次に示します。このアプリケーションが正常に機能するには、myWebApp ディレクトリが IIS の仮想ディレクトリである必要があります。

メモ   この単純なアプリケーションには、\bin ディレクトリと、アプリケーションに関連付けられたイメージを格納する \img ディレクトリが含まれています。実際のディレクトリ構造は、これよりも複雑になる場合があります。

c:\myWebApp
      default.aspx
      menu.ascx
      service.asmx
      web.config
      global.asax
      \bin
        myBizLogic.dll
      \img
        myImage.gif

参照

ASP.NET アプリケーション チュートリアル | ASP.NET の構成 | チュートリアル : IIS を使用した ASP.NET Web アプリケーションのルート ディレクトリの作成 | チュートリアル : ASP.NET Web アプリケーションの配置 | ASP.NET アプリケーション