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IFormattable インターフェイス

オブジェクトの値を文字列形式に変換する機能が用意されています。

この型のすべてのメンバの一覧については、IFormattable メンバ を参照してください。

Public Interface IFormattable
[C#]
public interface IFormattable
[C++]
public __gc __interface IFormattable
[JScript]
public interface IFormattable

IFormattable を実装するクラス

クラス 説明
Enum 列挙体の基本クラスを提供します。

解説

IFormattable は、基本データ型により実装されます。

オブジェクトを文字列へ変換するときに、書式によりオブジェクトの外観が記述されます。標準書式とカスタム書式のいずれかを使用できます。標準書式は Axx という形をとります。A は書式指定子と呼ばれるアルファベット文字、xx は有効桁数指定子と呼ばれる正の整数値です。書式指定子は、文字列として表される値に適用される書式の種類を制御します。有効桁数指定子は、文字列の有効桁数または小数部の桁数を制御します。

"C" または "c" 書式で表される通貨記号など、カルチャによって異なる記号が書式に含まれている場合、文字列形式で使用される実際の文字は、書式指定オブジェクトにより指定されます。メソッドでは、書式指定オブジェクトを提供する IFormatProvider オブジェクトを渡すためのパラメータが指定されているか、現在のスレッドのシンボル定義が格納されている既定の書式設定オブジェクトが使用されます。通常、現在のスレッドは、システム全体で使用される既定のシンボル セットを使用します。

実装時の注意:

Object.ToString よりも文字列の書式指定を厳密に制御する必要があるクラスは、 IFormattable を実装する必要があります。 ToString メソッドは、現在のスレッドの CurrentCulture プロパティを使用します。

IFormattable を実装するクラスでは、書式指定コード "G" (一般) をサポートしている必要があります。このクラスは "G" コード以外にも、使用できる書式指定コードのリストを定義できます。

書式指定および書式指定コードの詳細については、「 書式設定の概要 」を参照してください。

必要条件

名前空間: System

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET

アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)

参照

IFormattable メンバ | System 名前空間 | 書式設定の概要 | IFormatProvider | Object.ToString | CurrentCulture