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継承したイベントの処理

継承したイベントを処理するには、デリゲートをアタッチするのではなく、基本クラスから継承したプロテクト OnEventName メソッドをオーバーライドします。一般に、オーバーライドされたメソッドは、イベントにアタッチされたデリゲートを呼び出せるように、基本クラスの OnEventName メソッドを呼び出します (デリゲートを呼び出さない場合を除く)。template 宣言されたコントロールが、継承した DataBinding イベントをどのように処理して、データ連結イベント ハンドラを呼び出す前に子コントロールが作成されるようにするかを次のコード (「テンプレート コントロールのサンプル」からの引用) に示します。

protected override void OnDataBinding(EventArgs e) {
    EnsureChildControls();
    base.OnDataBinding(e);
}
[Visual Basic]
Protected Overrides Sub OnDataBinding(e As EventArgs)
   EnsureChildControls()
   MyBase.OnDataBinding(e)
End Sub

ASP.NET サーバー コントロールが Control から継承するイベントと、コントロールでそのイベントを処理する場合にオーバーライドするメソッドを次の表に示します。

処理するイベント オーバーライドするメソッド
Init OnInit
Load OnLoad
DataBinding OnDataBinding
PreRender OnPreRender
UnLoad OnUnLoad

参照

イベントの定義 | イベントの処理と発生