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クラスの名前付けのガイドライン

次の規則は、クラスに名前を付けるときのガイドラインを示しています。

  • クラス名には、名詞または名詞句を使用します。
  • Pascal 形式を使用します。
  • 省略形は多用しないようにします。
  • クラス名には、クラスを表す C などの型プリフィックスは使用しないでください。たとえば、クラス名 CFileStream ではなく FileStream を使用します。
  • アンダースコア文字 (_) は使用しないでください。
  • 場合によっては、インターフェイスではないクラスに文字 I で始まるクラス名を付ける必要が生じることがあります。これは、クラス名を構成する単語の最初の文字が I である場合にだけ適切です。たとえば、クラス名 IdentityStore は適切です。
  • 適切な場合には、複合語を使用して、派生クラスに名前を付けます。その場合、派生クラス名を構成する 2 番目の部分は、基本クラスの名前にします。たとえば、ApplicationException は、Exception という名前のクラスから派生したクラスに付ける名前として適切です。ApplicationException (アプリケーション例外) は Exception (例外) の一種と考えることができるためです。ただし、この規則を適用するときには、適切な判断が必要です。たとえば、Button は、Control から派生したクラスの名前として適切です。ボタンもコントロールの一種ですが、この場合は、ボタン クラス名に Control を含めると、名前が不要に長くなってしまいます。

適切なクラス名の例を次に示します。

Public Class FileStream
Public Class Button
Public Class String
[C#]
public class FileStream
public class Button
public class String

参照

クラス ライブラリ開発者向けのデザイン ガイドライン | 基本クラスの使用方法のガイドライン