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<sessionState> 要素

現在のアプリケーションのセッション状態設定値を構成します。

<configuration>
   <system.web>
      <sessionState>

<sessionStatemode="Off|InProc|StateServer|SQLServer"              cookieless="true|false"              timeout="number of minutes"              stateConnectionString="tcpip=server:port"              sqlConnectionString="sql connection string"              stateNetworkTimeout="number of seconds"/>

必須属性

属性 オプション 説明
mode     セッション状態を格納する場所を指定します。
    Off セッション状態が有効でないことを示します。
    InProc セッション状態がローカルの場所に格納されることを示します。
    StateServer セッション状態がリモート サーバー上に格納されることを示します。
    SQLServer セッション状態が SQL Server 上に格納されることを示します。

省略可能属性

属性 オプション 説明
cookieless     クライアント セッションを識別するために Cookie を持たないセッションを使用するかどうかを指定します。
    true Cookie を持たないセッションを使用することを示します。
    false Cookie を持たないセッションを使用しないことを示します。既定値は false です。
timeout     アイドル状態のセッションが破棄されるまでの時間 (分の値) を指定します。既定値は 20 です。
stateConnectionString     セッション状態が格納される先のリモートのサーバー名とポートを指定します。たとえば、"tcpip=127.0.0.1:42424" とします。この属性は、modeStateServer である場合に必要です。
sqlConnectionString     SQL Server の接続文字列を指定します。たとえば、"data source=localhost;Integrated Security=SSPI;Initial Catalog=northwind" とします。この属性は、modeSQLServer である場合に必要です。
stateNetworkTimeout     StateServer モードを使用してセッション状態を格納する場合は、アイドル状態の、Web サーバーとステート サーバー間の TCP/IP ネットワーク接続が破棄されるまでの秒数を指定します。既定値は 10 です。

解説

StateServer モードを使用するには

  1. ASP.NET 状態サービスが、セッション状態情報が格納される先のリモート サーバー上で実行されていることを確認します。このサービスは ASP.NET と共にインストールされ、既定では <Drive>:\systemroot\Microsoft.NET\Framework\version\aspnet_state.exe にあります。
  2. アプリケーションの Web.config ファイル内で、mode=StateServer と設定し、stateConnectionString 属性を設定します。たとえば、stateConnectionString="tcpip=dataserver:42424" とします。

SQLServer モードを使用するには

  1. InstallSqlState.sql (既定のインストール先は <Drive>:\systemroot\Microsoft.NET\Framework\version) を、セッション状態が格納される先の SQL Server と同じコンピュータ上で実行します。これにより、ASPState という名前のデータベースと新しいストアド プロシージャが作成されます。また、TempDB データベース内に、ASPStateTempApplications テーブルと ASPStateTempSessions テーブルが作成されます。
  2. アプリケーションの Web.config ファイル内で、mode=SQLServer と設定し、sqlConnectionString 属性を設定します。たとえば、sqlConnectionString="data source=localhost;Integrated Security=SSPI;Initial Catalog=northwind" とします。

いくつかのセッション状態構成設定を指定する例を次に示します。

<configuration>
   <system.web>
      <sessionState mode="InProc"
                    cookieless="true"
                    timeout="20"/>
      </sessionState>
   </system.web>
</configuration>

必要条件

格納されている場所 : <system.web>

Web プラットフォーム**** : IIS 5.0、IIS 5.1、IIS 6.0

構成ファイル : Machine.config、Web.config

構成セクション ハンドラ : System.Web.SessionState.SessionStateSectionHandler

参照

ASP.NET の構成 | ASP.NET 設定スキーマ | SessionStateModule クラス