FlatStyle 列挙体
コントロールの外観を指定します。
<Serializable>
Public Enum FlatStyle
[C#]
[Serializable]
public enum FlatStyle
[C++]
[Serializable]
__value public enum FlatStyle
[JScript]
public
Serializable
enum FlatStyle
解説
この列挙体は、 ButtonBase.FlatStyle 、 GroupBox.FlatStyle 、 Label.FlatStyle などのメンバで使用されます。
Popup スタイル ボタンの場合、この列挙体は外観だけではなく動作の一部も制御します。 Popup スタイル コントロールの外観は、このコントロール上にマウス ポインタを移動するまでは Flat です。マウス ポインタを Popup コントロールの上に移動すると、マウス ポインタをコントロールから離すまでは Standard スタイル コントロールの外観になります。
System スタイルを使用した場合、コントロールの外観はユーザーのオペレーティング システムによって決定され、 Control.BackgroundImage 、 ImageAlign 、 Image 、 ImageIndex 、 ImageList 、 TextAlign の各プロパティ値は無視されます。さらに、ボタン コントロールの場合は Control.BackColor プロパティも無視されます。サポートされている場合、ユーザーはオペレーティング システムの外観の設定を調整することによって、コントロールの外観を変更できます。
メモ RadioButton クラスおよび CheckBox クラスの FlatStyle プロパティが FlatStyle.System に設定されている場合、コントロールはユーザーのオペレーティング システムによって描画され、チェックの配置は CheckAlign および ButtonBase.TextAlign の各プロパティ値に基づいて決定されます。 CheckAlign プロパティ値は変わりませんが、コントロールの外観に影響を与えることがあります。チェック ボックスは、水平方向にはコントロールの左端または右端に寄せられ、左寄せまたは中央寄せの場合は左寄せになり、右寄せの場合は変わりません。垂直方向には、説明するテキストと同じように配置されます。たとえば、 CheckAlign プロパティ値が ContentAlignment.MiddleCenter で、 TextAlign プロパティ値が ContentAlignment.TopRight の CheckBox コントロールがあり、 FlatStyle プロパティ値が FlatStyle.System に設定されている場合、チェック ボックスの配置は ContentAlignment.TopLeft として表示されますが、テキストの配置は変わりません。
注意 コントロール上にイメージを表示するか、コントロールの背景としてイメージを表示するか、または正確なテキストの配置を実行する必要がある場合は、 FlatStyle プロパティを FlatStyle.System に設定することはお勧めしません。
Windows Server 2003 ファミリ プラットフォームに関する注意点: Windows フォーム アプリケーションを Windows XP ビジュアル スタイルをサポートするように設定するには、必ず FlatStyle プロパティを FlatStyle.System に設定して、実行可能ファイルにマニフェストを含めます。マニフェストは、アプリケーション実行可能ファイルの中のリソースとして、または実行可能ファイルと同じディレクトリに存在する別個のファイルとして含まれる XML ファイルです。マニフェストの例については、下の例を参照してください。Windows XP で使用できるビジュアル スタイルの使用方法については、MSDN ライブラリの「User Interface Design and Development」で「Using Windows XP Visual Styles」を参照してください。
メンバ
メンバ名 | 説明 |
---|---|
Flat | コントロールがフラットに表示されます。 |
Popup | マウス ポインタをコントロールの上に移動すると、コントロールの外観がフラットから 3D に変わります。 |
Standard | コントロールは 3D 表示されます。 |
System | コントロールの外観は、ユーザーのオペレーティング システムによって決定されます。 |
使用例
アプリケーションで、Windows XP で使用できる表示スタイルをサポートできるようにするための、マニフェストの例を次に示します。マニフェストは、リソースとして、またはスタンドアロンのテキスト ファイルとしてアプリケーションに追加できます。マニフェスト ファイルは実行可能ファイルと同じディレクトリにあり、テキスト ファイルの名前は、マニフェストの追加のファイル名拡張子が付いた、実行可能ファイルの完全名であることが必要です。たとえば、MyApp.exe のマニフェスト ファイルは MyApp.exe.manifest となります。この例では、アプリケーションのコントロールの FlatStyle プロパティが FlatStyle.System に設定されていることを前提にしています。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<assembly xmlns="urn:schemas-microsoft-com:asm.v1" manifestVersion="1.0">
<assemblyIdentity
version="1.0.0.0"
processorArchitecture="X86"
name="CompanyName.ProductName.YourApplication"
type="win32"
/>
<description>Your application description here.</description>
<dependency>
<dependentAssembly>
<assemblyIdentity
type="win32"
name="Microsoft.Windows.Common-Controls"
version="6.0.0.0"
processorArchitecture="X86"
publicKeyToken="6595b64144ccf1df"
language="*"
/>
</dependentAssembly>
</dependency>
</assembly>
必要条件
名前空間: System.Windows.Forms
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
アセンブリ: System.Windows.Forms (System.Windows.Forms.dll 内)