Installer.Context プロパティ
現在のインストールに関する情報を取得または設定します。
Public Property Context As InstallContext
[C#]
public InstallContext Context {get; set;}
[C++]
public: __property InstallContext* get_Context();public: __property void set_Context(InstallContext*);
[JScript]
public function get Context() : InstallContext;public function set Context(InstallContext);
プロパティ値
現在のインストールに関する情報を格納している InstallContext 。
解説
Context プロパティは、インストール情報を格納します。たとえば、インストールに関するログ ファイルの位置、 Uninstall メソッドが必要とする情報を保存するファイルの位置、インストール実行可能ファイルが実行されたときに入力されたコマンド ラインなどの情報が格納されます。
Install 、 Commit 、 Rollback 、または Uninstall の各メソッドを呼び出すプログラムは、 Context プロパティに、各メソッドが必要とする情報を設定します。
インストーラがインストーラ コレクションに属している場合、親インストーラが、これらのメソッドを呼び出す前に Context プロパティを設定します。親インストーラには、 Parent プロパティを使用してアクセスできます。
使用例
[Visual Basic, C#, C++] Installer クラスの Context プロパティの例を次に示します。 Context プロパティには、インストールに関するログ ファイルの場所、 Uninstall メソッドが必要とする情報を保存するファイルの場所、およびインストールの実行可能ファイルが実行されたときに入力されたコマンド ラインなどの情報が格納されます。その後、これらの内容がコンソールに表示されます。
Dim myStringDictionary As StringDictionary = Context.Parameters
If Context.Parameters.Count > 0 Then
Console.WriteLine("Context Property : ")
Dim myString As String
For Each myString In Context.Parameters.Keys
Console.WriteLine(Context.Parameters(myString))
Next myString
End If
[C#]
StringDictionary myStringDictionary = Context.Parameters;
if ( Context.Parameters.Count > 0 )
{
Console.WriteLine("Context Property : " );
foreach( string myString in Context.Parameters.Keys)
{
Console.WriteLine( Context.Parameters[ myString ] );
}
}
[C++]
StringDictionary* myStringDictionary = Context->Parameters;
if (Context->Parameters->Count > 0) {
Console::WriteLine(S"Context Property : ");
IEnumerator* myEnum = Context->Parameters->Keys->GetEnumerator();
while (myEnum->MoveNext()) {
String* myString = __try_cast<String*>(myEnum->Current);
Console::WriteLine(Context->Parameters->Item[myString]);
}
}
[JScript] JScript のサンプルはありません。Visual Basic、C#、および C++ のサンプルを表示するには、このページの左上隅にある言語のフィルタ ボタン をクリックします。
必要条件
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
.NET Framework セキュリティ:
- 直前の呼び出し元の完全信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細の参照先 : 部分信頼コードからのライブラリの使用
参照
Installer クラス | Installer メンバ | System.Configuration.Install 名前空間 | Commit | Install | InstallContext | Parent | Rollback | Uninstall