次の方法で共有


分離ストレージとローミング

ローミング ユーザー プロファイルは、Microsoft Windows 機能の 1 つであり、Windows NT、Windows 2000、およびアップデートされた Windows 98 システムで使用できます。ローミング ユーザー プロファイルを使用すると、ユーザーは、ネットワーク上に ID を設定し、その ID を使用して任意のネットワーク コンピュータにログインし、すべての個人設定を引き継いで使用できます。分離ストレージを使用するアセンブリでは、ユーザーの分離ストレージがローミング ユーザー プロファイルと共に移動するように指定できます。ローミングは、ユーザーやアセンブリ別の分離、またはユーザー、ドメイン、およびアセンブリ別の分離と組み合わせて使用できます。ローミング スコープが使用されていない場合は、ローミング ユーザー プロファイルを使用しても、ストアは移動しません。

ユーザーおよびアセンブリ別に分離されたローミング ストアを取得するコード例を次に示します。ストアには、isoFile オブジェクトを通じてアクセスできます。

Dim isoStore As IsolatedStorageFile
isoStore = IsolatedStorageFile.GetStore(IsolatedStorageScope.User Or IsolatedStorageScope.Assembly Or IsolatedStorageScope.Roaming, Nothing, Nothing)
IsolatedStorageFile isoFile = IsolatedStorageFile.GetStore(IsolatedStorageScope.User | IsolatedStorageScope.Assembly | IsolatedStorageScope.Roaming, null, null);

ドメイン スコープを追加すると、ユーザー、ドメイン、およびアプリケーション別に分離されたローミング ストアを作成できます。ドメイン スコープを追加するコード例を次に示します。

Dim isoStore As IsolatedStorageFile
isoStore = IsolatedStorageFile.GetStore(IsolatedStorageScope.User Or IsolatedStorageScope.Assembly Or IsolatedStorageScope.Domain Or IsolatedStorageScope.Roaming, Nothing, Nothing)
IsolatedStorageFile isoFile = IsolatedStorageFile.GetStore(IsolatedStorageScope.User | IsolatedStorageScope.Assembly | IsolatedStorageScope.Domain | IsolatedStorageScope.Roaming, null, null);

参照

概念

分離のタイプ
ユーザーおよびアセンブリ別の分離
ユーザー、ドメイン、およびアセンブリ別の分離

その他の技術情報

分離ストレージ作業の実行