x:Uid 属性
更新 : 2007 年 11 月
マークアップ要素内に指定される、ローカリゼーションのプロセスとツールで使用する識別子です。
XAML 属性の使用方法
<object x:Uid="identifier"... />
-or-
<object>
<object.property x:Uid="identifier"... >
...
</object.property>
</object>
XAML 値
identifier |
ローカリゼーションのプロセスやツールによる解釈時にファイル内で一意であることが前提とされる、手動で作成または自動生成された文字列。 |
解説
x:Uid は、プロパティ要素に使用できるという点で、Extensible Application Markup Language (XAML) においては特異な属性です。これ以外の属性はどれも、プロパティ要素に使用することは無効になっています。この使い方が必要なのは、プロパティ要素に文字列を含めることができるままにするためであり、その文字列がローカライズの必要な一意のリソースであることを示す唯一の方法として、それを包含するプロパティ要素に x:Uid 属性を設定します。
カスタムの Extensible Application Markup Language (XAML) プロセッサでは、プロパティ要素に x:Uid が設定されていてもエラー状態を発生させないようにする必要があります。
ジェネリックな意味での Extensible Application Markup Language (XAML) プロセッサ (ローカリゼーション プロセスに関与するとは限らないプロセッサ) では、x:Uid の値に一意性を適用する責任はありません。それは、この値を作成する側の責任であり、グローバリゼーションのプロセスやツールなど、この値を使用する側にとっては、この値が一意になっていると想定するのは当然のことになります。
参照
概念
Windows Presentation Foundation のグローバリゼーション