<disableCommitThreadStack> 要素
更新 : 2007 年 11 月
スレッドの起動時にスレッド スタック全体をコミットするかどうかを指定します。
<configuration> 要素
<runtime> 要素
<disableCachingBindingFailures> 要素
<disableCommitThreadStack enabled="0|1"/>
属性と要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
---|---|
enabled |
必須属性 スレッド起動時にスレッド スタック全体をコミットすること (既定の動作) を無効にするかどうかを指定します。 |
Enabled 属性
値 |
説明 |
---|---|
0 |
共通言語ランタイムの既定の動作 (スレッドの起動時にスレッド スタック全体をコミット) を無効にしません。 |
1 |
共通言語ランタイムの既定の動作 (スレッドの起動時にスレッド スタック全体をコミット) を無効にします。 |
子要素
なし。
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。 |
|
アセンブリのバインディングとガベージ コレクションに関する情報が含まれています。 |
解説
共通言語ランタイムの既定の動作では、スレッドの起動時にスレッド スタック全体がコミットされます。メモリが限られているサーバーで多数のスレッドが作成され、それらのスレッドのほとんどがごくわずかのスタック スペースしか使用しない場合は、共通言語ランタイムがスレッドの起動時に直ちにスレッド スタック全体をコミットしなければ、サーバーのパフォーマンスが向上する可能性があります。
メモ : |
---|
アンマネージ ホストは、STARTUP_FLAGS 列挙体の STARTUP_DISABLE_COMMITTHREADSTACK 起動フラグを使用することにより、同じ結果を得ることができます。 |
使用例
次の例は、共通言語ランタイムの既定の動作 (スレッド起動時にスレッド スタック全体をコミット) を無効にする方法を示しています。
<configuration>
<runtime>
<disableCommitThreadStack enabled="1" />
</runtime>
</configuration>