EApiCategories
更新 : 2007 年 11 月
部分的に信頼されるコードでの実行をホストがブロックできる機能のカテゴリを記述します。
typedef enum {
eNoCategory = 0,
eSynchronization = 0x1,
eSharedState = 0x2,
eExternalProcessMgmt = 0x4,
eSelfAffectingProcessMgmt = 0x8,
eExternalThreading = 0x10,
eSelfAffectingThreading = 0x20,
eSecurityInfrastructure = 0x40,
eUI = 0x80,
eMayLeakOnAbort = 0x100,
eAll = 0x1ff
} EHostProtectionCategories;
メンバ
メンバ |
説明 |
---|---|
eAll |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、他の EApiCategories フィールドでカバーされるすべてのマネージ クラスおよびメンバを指定します。 |
eExternalProcessMgmt |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、外部プロセスの作成、操作、および破壊を実行できるマネージ クラスおよびメンバを指定します。 |
eExternalThreading |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、外部スレッドの作成、操作、および破壊を実行できるマネージ クラスおよびメンバを指定します。 |
eMayLeakOnAbort |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、中止するときにメモリ リークが発生する可能性があるマネージ型およびメンバを指定します。 |
eNoCategory |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、どのマネージ コード カテゴリも指定しません。 |
eSecurityInfrastructure |
部分的に信頼されるコードでの使用をブロックする対象として、共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) セキュリティ インフラストラクチャを指定します。 |
eSelfAffectingProcessMgmt |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、ホストされるプロセスに影響を与える機能を持つマネージ クラスおよびメンバを指定します。 |
eSelfAffectingThreading |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、ホストされるプロセスのスレッドに影響を与える機能を持つマネージ クラスおよびメンバを指定します。 |
eSharedState |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、共有状態を公開するマネージ クラスおよびメンバを指定します。 |
eSynchronization |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、ユーザー コードによるロックの保持を可能にする共通言語ランタイム クラスおよびメンバを指定します。 |
eUI |
部分的に信頼されるコードでの実行をブロックする対象として、人的な対応を許可または要求するマネージ クラスおよびメンバを指定します。 |
解説
ICLRHostProtectionManager::SetProtectedCategories メソッドは、EApiCategories 型のパラメータを受け取ります。
EApiCategories 列挙体と SetProtectedCategories メソッドは、System.Security.Permissions.HostProtectionAttribute マネージ クラスに直接関連します。マネージ クラスは System.Security.Permissions.HostProtectionResource 列挙体と共に使用されます。この列挙体の値は EApiCategories 値に直接対応しており、EApiCategories によって記述されているカテゴリに対応する機能を公開するマネージ型およびメンバをマークします。
必要条件
プラットフォーム : 「.NET Framework システム要件」を参照
ヘッダー : MSCorEE.idl
ライブラリ : MSCorEE.dll
.NET Framework のバージョン : 3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0