WS-I Basic Profile 1.1 の相互運用可能サービスの作成
ASP.NET Web サービス クライアントと相互運用できるように WCF サービス エンドポイントを構成するには、以下に従います。
- サービス エンドポイントのバインディングの種類として System.ServiceModel.BasicHttpBinding を使用する。
- コールバック コントラクト機能とセッション コントラクト機能の使用、およびトランザクション動作のサービス エンドポイントでの使用をいずれも行わない。
必要に応じて、HTTPS およびトランスポート レベルのクライアント認証のサポートをバインディングで有効にできます。
BasicHttpBinding クラスの次の機能を使用する場合、WS-I Basic Profile 1.1 の機能では十分ではありません。
- System.ServiceModel.BasicHttpBinding.MessageEncoding プロパティで制御される MTOM (Message Transmission Optimization Mechanism) メッセージ エンコーディング。MTOM を使用しない場合は、このプロパティを既定値 (System.ServiceModel.WSMessageEncoding.Text) のままにしておきます。
- System.ServiceModel.BasicHttpBinding.Security 値によって制御されるメッセージ セキュリティでは、WS-I Basic Security Profile 1.0 に準拠した WS-Security がサポートされます。WS-Security を使用しない場合は、このプロパティを既定値 (System.ServiceModel.SecurityMode.Transport) のままにしておきます。
ASP.NET で WCF サービスのメタデータを使用できるようにするには、Web サービス クライアント生成ツール (つまり、Web Services Description Language Tool (Wsdl.exe)、Web Services Discovery Tool (Disco.exe)、および Visual Studio の Add Web Reference 機能) を使用して、メタデータの公開を有効にする必要があります。詳細な情報については、次のページを参照してください。 「メタデータ エンドポイントを公開する」を参照してください。
例
説明
ASP.NET Web サービス クライアントと互換性のある WCF エンドポイントをコードおよび構成ファイルで追加する方法を次のコード例に示します。