デジタル署名付きパッケージの作成のサンプル
更新 : 2007 年 11 月
このサンプルでは、デジタル署名されたコンテンツ付きの XML Paper Specification (XPS) パッケージを記述し、署名された要素を読み取って検証する方法を示します。PackageDigitalSignature サンプルの実行では、提供されている "Content" フォルダと "Resources" フォルダ内の特定の要素が出力され、新しい XPS myPackage.package ファイル内でデジタル署名されます。コンテンツ要素に署名するには、スマートカードで使用する場合などのために、システムに X.509 証明書マネージャがインストールされている必要があります (証明書マネージャがインストールおよび実行されていない場合、プログラムはエラー メッセージを表示して終了します)。出力 myPackage.package ファイルは、実際にはデジタル署名されているパッケージのコンテンツ、リソース、およびリレーションシップ要素が含まれる ZIP ファイルです。myPackage.package ファイルは、サンプルが実行されるたびに削除および再作成されるため、myPackage.package の参照コピーは、myPackage-sample.package および myPackage-sample.package.zip (myPackage-sample.package の .zip 拡張子付きの複製で、簡単に開いて調べることができます) の 2 つのファイルに含まれています。2 つ目の操作では、myPackage.package を含むファイルのデジタル署名が検証されて、ファイルのコンテンツが、元のコンテンツおよびリソース データ ファイルが格納されている "Content" サブフォルダと "Resources" サブフォルダを含む "Target" フォルダに抽出されます。
このサンプルでは、Windows Presentation Foundation (WPF) の特定の機能を示します。そのため、アプリケーションの開発ベスト プラクティスに従っていません。Windows Presentation Foundation (WPF) と Microsoft .NET Framework のアプリケーション開発ベスト プラクティスの包括的な説明については、適宜、次のトピックを参照してください。
ユーザー補助 - 「ユーザー補助のベスト プラクティス」
セキュリティ - 「Windows Presentation Foundation のセキュリティ」
ローカリゼーション - 「WPF のグローバリゼーションおよびローカリゼーションの概要」
サンプルのビルド
Windows ソフトウェア開発キット (SDK) をインストールして、そのビルド環境のコマンド ウィンドウを開きます。[スタート] メニューの [すべてのプログラム]、[Microsoft Windows SDK] の順にポイントし、[CMD シェル] をクリックします。
サンプルをハード ディスク ドライブにダウンロードします。通常は、ソフトウェア開発キット (SDK) のドキュメントからダウンロードします。
ビルド環境のコマンド ウィンドウからサンプルをビルドするには、サンプルのソース ディレクトリに移動します。コマンド プロンプトで「MSBUILD」と入力します。
Microsoft Visual Studio でサンプルをビルドするには、サンプル ソリューションかプロジェクト ファイルを読み込んで、Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押します。
サンプルの実行
コンパイルしたサンプルをビルド環境のコマンド ウィンドウから実行するには、サンプルのソース コード フォルダの下にある Bin\Debug または Bin\Release フォルダで .exe ファイルを実行します。
コンパイルしたサンプルを Visual Studio でデバッグしながら実行するには、F5 キーを押します。