サーバー側コメント

サーバー側コメントを使用すると、ASP.NET アプリケーション ファイルの任意の場所 (<script> コード ブロック内を除く) にコード コメントを埋め込むことができます。 サーバー側コメント要素の開始タグと終了タグの間にある内容は、ASP.NET コードとリテラル テキストのどちらであっても、サーバーでは処理されず、生成されたページには表示されません。

<%-- Content of comments, or commented out server controls --%>

解説

ASP.NET のサーバー側コメント ブロックは、これまでの言語固有のコメント ブロックと同様に、コードの説明やテストなどの用途に使用できます。 たとえば、サーバー側コメントを使用して、ファイルにマークアップのセクションを記述したり、ページで宣言されている 1 つ以上のサーバー コントロールをコメント アウトしたりできます。 こうしたコメントは、Web ページ、ユーザー コントロール、Global.asax ファイル、マスター ページ、スキン ファイルなど、ASP.NET アプリケーション ファイルのほとんどの種類で使用できます。

サーバー側コメントは、ページ本体で使用するもので、サーバー側コードのブロック内で使用するものではありません。 コード宣言ブロック (<script runat="server"></script> タグに含まれるコード) またはコード表示ブロック (<% %> タグに含まれるコード) で特定の言語を使用している場合は、コーディングに使用している言語のコメント構文を使用してください。

<% %> ブロック内でサーバー側コメント ブロックを使用すると、コンパイル エラーが発生します。

コメントの開始タグと終了タグは、コードの同じ行に置くことも、コメント アウトする複数の行をはさんでその前後に置くこともできます。

サーバー側コメント ブロックを、入れ子にすることはできません。

使用例

サーバー側コメントを使用してコメント アウトされた Button を次のコード例に示します。

<%-- 
<asp:button runat="server" id="MyButton" 
  OnClick="MyButton_Click" />
--%>  

参照

その他の技術情報

ASP.NET ページの構文