リモート処理の例

このトピックの対象は、既存のアプリケーションとの下位互換性のために残されているレガシ テクノロジに特定されています。新規の開発には、このトピックを適用しないでください。分散アプリケーションは、現在は Windows Communication Foundation (WCF) を使用して開発する必要があります。

既定のアーキテクチャやトランスポート チャネルは簡単に使用でき、リモート処理のほとんどの要件を満たすことができますが、特定の状況では、リモート処理プロセスでのより厳密な制御が必要になる場合があります。ここでは、リモート処理プロセスを深く掘り下げて、下位レベルでの処理や、処理を置換したり、拡張したりする方法を説明します。

セキュリティは、業務アプリケーションを作成するときの重要な考慮事項であり、業務上の要件を満たせるよう、開発者が、リモート メソッド呼び出しに認証や暗号化などのセキュリティ機能を追加できる必要があります。この条件を満たすために、リモート オブジェクトとメッセージをやり取りする実際のトランスポート機構を開発者が制御できるよう、チャネルをカスタマイズできます。

5dwytyss.Caution(ja-jp,VS.100).gif注意 :
.NET Framework リモート処理では、既定では認証も暗号化も行いません。したがって、クライアントやサーバーとリモートで通信する前に、それらの ID の確認に必要な手順をすべて実行することをお勧めします。.NET Framework リモート処理アプリケーションの実行には、FullTrust アクセス許可が必要です。認証されていないクライアントがサーバーへのアクセスを許可された場合は、完全な信頼を与えられていると見なされ、コードの実行が可能になってしまいます。インターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Services) でリモート型をホストするか、リモート型をホストするためのカスタム チャネル シンク ペアを構築することによって、常にエンドポイントを認証し、通信ストリームを暗号化してください。

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関連項目

  • 構成ファイルによるリモート処理
    パブリック クラスおよびパブリック メソッドを持つ任意のマネージ アセンブリに、遅延バインディングを実装する方法について説明します。

ビルド日:2010-02-13