方法: 相互運用機能アセンブリをタイプ ライブラリから生成する
タイプ ライブラリ インポーター (Tlbimp.exe) は、COM タイプ ライブラリに格納されているコクラスおよびインターフェイスをメタデータに変換するコマンド ライン ツールです。 このツールは、型情報の相互運用機能アセンブリおよび名前空間を自動的に生成します。 クラスのメタデータが利用可能になった後、マネージ クライアントは COM 型のインスタンスを生成し、.NET インスタンスの場合と同様の方法で、そのメソッドを呼び出すことができます。 Tlbimp.exe は、タイプ ライブラリ全体を一度にメタデータに変換しますが、タイプ ライブラリで定義されている型のサブセットの型情報は生成できません。
タイプ ライブラリから相互運用機能アセンブリを生成するには
次のコマンドを使用します。
tlbimp <type-library-file>
/out: スイッチを追加することによって LOANLib.dll などの別の名前で相互運用機能アセンブリを生成します。 相互運用機能アセンブリの名前を変更しておくと、元の COM DLL との区別が付けやすくなり、名前の重複によって問題が生じることを防ぐことができます。
使用例
次のコマンドを使用すると、Loanlib 名前空間に Loanlib.dll アセンブリが生成されます。
tlbimp Loanlib.dll
次のコマンドを使用すると、別の名前 (LOANLib.dll) で相互運用機能アセンブリが生成されます。
tlbimp LoanLib.dll /out: LOANLib.dll