共有 HTML コントロール プロパティ
.NET Framework の一部として、ASP.NET は、複数の名前空間とクラスで継承を共有します。 基本クラスのプロパティを共有する HTML コントロールは、2 つのサブセットに分けることができます。 これらのサブセットは、コンテナー コントロールおよび入力コントロールと呼ばれます。
HTML コントロールで宣言されたすべての属性が、コントロールの Attributes コレクションに追加され、プロパティと同様にプログラムで操作できるようになります。 たとえば、bgcolor 属性を <body> 要素で宣言すると、プログラムでこの属性にアクセスでき、値を変更するイベント ハンドラーを作成できます。
すべての HTML コントロールで共有されるプロパティ
選択した ASP.NET ページのサーバー コントロール タグで表現されるすべての属性名と値のペアを取得します。
メモ
HTML サーバー コントロールでは、Attributes コレクションを Control.ViewState プロパティと同じ方法で操作できます。
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HTML コントロールをブラウザーに表示するときに、disabled 属性を含めるかどうかを示す値を取得または設定します。 この属性が含まれていると、コントロールは読み取り専用になります。 |
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.aspx ファイルの指定した HTML サーバー コントロールに適用されるすべてのカスケード スタイル シート (CSS) プロパティを取得します。 |
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runat="server" 属性が含まれているタグの要素名を取得します。 |
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HTML サーバー コントロールをページ上に表示するかどうかを示す値を取得または設定します。 |
すべての HTML 入力コントロールで共有されるプロパティ
HTML 入力コントロールは、標準 HTML 入力要素に割り当てられます。 Web ページに表示される入力コントロールの種類を定義する type 属性が含まれます。
HtmlInputText、HtmlInputPassword、HtmlInputButton、HtmlInputSubmit、HtmlInputReset、HtmlInputCheckBox、HtmlInputImage、HtmlInputHidden、HtmlInputFile、および HtmlInputRadioButton コントロールは、次のプロパティを共有します。
HtmlInputControl コントロールの一意な識別名を取得または設定します。 |
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入力コントロールに関連付ける値を取得または設定します。
メモ
コントロールに関連付けられる値は、コントロールのコンテキストに依存します。たとえば、HtmlInputText コントロールなど、テキストを入力するコントロールの場合、値はコントロールに入力されたテキストです。HtmlInputButton コントロールなど、テキストを入力できないコントロールの場合、値はコントロールに表示されるキャプションです。Value プロパティのコンテキストの詳細については、特定のコントロールを参照してください。
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HtmlInputControl コントロールの種類を取得します。 たとえば、このプロパティが text に設定されている場合、HtmlInputControl コントロールはデータ入力用のテキスト ボックスです。 |
すべての HTML コンテナー コントロールで共有されるプロパティ
HTML コンテナー コントロールは、<select>、<a>、<button>、<form> などの各要素のように、開始タグと終了タグが必要な HTML 要素に割り当てられます。
HtmlTableCell、HtmlTable、HtmlTableRow、HtmlButton、HtmlForm、HtmlAnchor、HtmlGenericControl、HtmlSelect、および HtmlTextArea コントロールは、次のプロパティを共有します。
指定した HTML コントロールの開始タグと終了タグの間にあるコンテンツを取得または設定します。 InnerHtml プロパティは、特殊文字から HTML エンティティへの自動変換を行いません。 たとえば、不等号 (<) が < に変換されることはありません。 このプロパティは、コンテナー コントロールに HTML 要素を埋め込むために、一般的に使用されます。 |
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指定した HTML コントロールの開始タグと終了タグの間にあるすべてのテキストを取得または設定します。 InnerHtml プロパティとは異なり、InnerText プロパティは特殊文字を HTML エンティティに自動的に変換します。 たとえば、不等号 (<) は、< に変換されます。 このプロパティは、HTML エンティティを指定せずに、特殊文字が含まれているテキストを表示するときに、一般的に使用されます。 |