SQL Server のバイナリ データと大きな値のデータ (ADO.NET)
Microsoft SQL Server 2005 では max 指定子が導入されました。これにより、varchar、nvarchar、および varbinary データ型の記憶容量が拡張されています。 varchar(max)、nvarchar(max)、および varbinary(max) は、総称して大きな値のデータ型と呼びます。 大きな値のデータ型を使用すると、最大で 2^31-1 バイトのデータを格納できます。 以前のバージョンの SQL Server にある text、ntext、および image データ型は、それぞれ varchar(max) と nvarchar(max) に置換でき、image データ型は varbinary(max) に置換できます。
大きな値のデータ型を使用すると、BLOB (バイナリ ラージ オブジェクト) データに特別な処理を必要とした以前のバージョンの SQL Server では不可能だった方法で SQL Server を操作できます。
SQL Server 2008 では FILESTREAM 属性が導入されました。これはデータ型ではありませんが、列に定義できる属性であり、これを使用すると大きな値のデータをデータベースではなくファイル システムに格納できます。
このセクションの内容
ADO.NET での大きい値 (max) データの変更
SQL Server 2005 で導入された大きな値のデータ型を扱う方法について説明します。SQL Server 2008 の FILESTREAM データ (ADO.NET)
SQL Server 2008 で FILESTREAM 属性を使用して保存された大きな値のデータを扱う方法について説明します。ファイルからの画像の挿入 (ADO.NET)
SQL Server 2005 より前のバージョンの SQL Server に BLOB 値をストリーム出力する方法を示します。バイナリ データでの UPDATETEXT の使用 (ADO.NET)
SQL Server 2000 に BLOB をチャンク単位で書き込む方法を示します。