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WSDL とポリシー

ここでは、Windows Communication Foundation (WCF) WSDL 1.1、WS-Policy、および WS-PolicyAttachment の実装の詳細、および WCF によって導入される追加の WS-Policy アサーションと WSDL 1.1 拡張について説明します。

WCF では、ここで説明する制約と説明に基づいて、W3C に提出された WS-Policy 仕様と WS-PolicyAttachment 仕様を実装しています。

このドキュメントでは、次の表に示すプレフィックスと名前空間を使用します。

プレフィックス 名前空間

wsp (WS-Policy 1.2)

https://schemas.xmlsoap.org/ws/2004/09/policy

wsp (WS-Policy 1.5)

http://www.w3.org/ns/ws-policy

http

https://schemas.microsoft.com/ws/06/2004/policy/http

msmq

https://schemas.microsoft.com/ws/06/2004/mspolicy/msmq

msf

https://schemas.microsoft.com/ws/2006/05/framing/policy

mssp

https://schemas.microsoft.com/ws/2005/07/securitypolicy

msc

https://schemas.microsoft.com/ws/2005/12/wsdl/contract

cdp

https://schemas.microsoft.com/net/2006/06/duplex

WCF WSDL1.1 の拡張

WCF では、次の WSDL1.1 拡張を使用して、コントラクト セッションの要件を表します。

  • wsdl:portType/wsdl:operation/@msc:isInitiating
    xs:boolean は、この操作が WCF セッションを開始するかどうかを示します。既定値は false です。
  • wsdl:portType/wsdl:operation/@msc:isTerminating
    xs:boolean は、この操作が WCF セッションを終了するかどうかを示します。既定値は false です。
  • wsdl:portType/wsdl:operation/@msc:usingSession
    xs:boolean は、このコントラクトでセッションを確立する必要があるかどうかを示します。

SOAP 1.x HTTP バインディング トランスポートの URI

WCF では、次の URI を使用して、WSDL 1.1、SOAP 1.1 および 1.2 のバインディング拡張要素に使用するトランスポートを示します。

トランスポート URI

HTTP

https://schemas.xmlsoap.org/soap/http

TCP

https://schemas.microsoft.com/soap/tcp

MSMQ

https://schemas.microsoft.com/soap/msmq

名前付きパイプ

https://schemas.microsoft.com/soap/named-pipe

WCF で実装されるポリシー アサーション

Web サービス仕様 (WS-*) で導入されたポリシー アサーションとこのドキュメントの他のセクションに記載しているポリシー アサーションに加えて、WCF では次のポリシー アサーションを実装します。

ポリシー アサーション ポリシー サブジェクト 説明

http:HttpBasicAuthentication

エンドポイント

エンドポイントは、HTTP 基本認証を使用します。

http:HttpDigestAuthentication

エンドポイント

エンドポイントは、HTTP ダイジェスト認証を使用します。

http:HttpNegotiateAuthentication

エンドポイント

エンドポイントは、HTTP ネゴシエート認証を使用します。

http:HttpNtlmAuthentication

エンドポイント

エンドポイントは、HTTP NTLM 認証を使用します。

msf:Streamed

エンドポイント

エンドポイントは、ストリーミングされたメッセージ フレームを使用します。このアサーションは、TCP、名前付きパイプのようなトランスポートに提供されるメッセージ フレーム プロトコルと共に使用されます。

msf:SslTransportSecurity

エンドポイント

エンドポイントは、トランスポート層セキュリティ (TLS) をメッセージ フレームと共に使用します。

msf:WindowsTransportSecurity

エンドポイント

エンドポイントは、Security Provider Negotiation (SPNEGO) をメッセージ フレームと共に使用します。

msmq:MsmqBestEffort

エンドポイント

MSMQ はベストエフォート保証を使用します。

msmq:MsmqSession

エンドポイント

MSMQ はセッション保証を使用します。

msmq:MsmqVolatile

エンドポイント

MSMQ は揮発性です。

msmq:Authenticated

エンドポイント

認証が、MSMQ トランスポートと共に使用されます。

msmq:WindowsDomain

エンドポイント

MSMQ は Windows ドメイン認証を使用します。

cdp:CompositeDuplex

エンドポイント

エンドポイントは、メッセージの送受信に 2 つの個別の逆方向トランスポート接続を使用します。

mssp:RsaToken

入れ子

RSA キー トークンのアサーションです。通常、この要件を満たすのは、保証する署名内でキー情報の一部として直接シリアル化される RSA キーです。

mssp:SslContextToken

入れ子

WS-Trust を使用するバイナリ TLS ハンドシェイクによって取得される SecurityContextToken の使用を要求します。入れ子になったアサーションには、sp:RequireDerivedKeys、mssp:MustNotSendCancel、mssp:RequireClientCertificate があります。

mssp:MustNotSendCancel

入れ子

Cancel バインディング [WS-Trust、WS-SC] を使用するセキュリティ トークン要求 (RST) の要求メッセージ [WS-Trust] を特定の SecurityContextToken の発行者に送信しないという要件を指定します。このアサーションが存在する場合、このような要求メッセージを発行者に送信することはできません。このアサーションが存在しない場合、このような要求メッセージを発行者に送信できます。

mssp:RequireClientCertificate

入れ子

このオプション要素では、TLSNEGO プロトコルの一部としてクライアント証明書を提供するという要件を指定します。このアサーションが存在する場合、クライアント証明書を提供する必要があります。このアサーションが存在しない場合、クライアント証明書を提供しないでください。このアサーションは、mssp:SslContextToken の外側で使用することはできません。

参照

処理手順

カスタム WSDL パブリケーション
方法 : カスタム WSDL をエクスポートする
方法 : カスタム WSDL をインポートする