リモート処理パフォーマンス カウンター

このトピックの対象は、既存のアプリケーションとの下位互換性のために残されているレガシ テクノロジに特定されています。新規の開発には、このトピックを適用しないでください。分散アプリケーションは、現在は Windows Communication Foundation (WCF) を使用して開発する必要があります。

パフォーマンス コンソール .NET CLR Remoting カテゴリには、アプリケーションが使用するリモート オブジェクトに関する情報を提供するカウンターが含まれます。これらのパフォーマンス カウンターについて、次の表で説明します。

パフォーマンス カウンター 説明

Channels

アプリケーションの開始後にすべてのアプリケーション ドメインで登録されたリモート チャネルの総数を表示します。チャネルは、リモート オブジェクトとのメッセージの受け渡しを行います。

Context Proxies

プロセス開始後、そのプロセスのリモート プロキシ オブジェクトの総数を表示します。プロキシ オブジェクトは、リモート オブジェクトの代理として働き、プロキシに対して行われたすべての呼び出しが正しいリモート オブジェクトに転送されることを保証します。

Context Bound Classes Loaded

現在読み込まれているコンテキスト バインド クラスの数を表示します。コンテキストにバインドされるクラスは、コンテキスト バインド クラスと呼ばれます。コンテキスト バインド クラスは、コンテキスト属性でマークされ、同期、スレッド アフィニティ、トランザクションなどについての使用規則を提供します。

Context-Bound Objects Alloc / sec

1 秒間に割り当てられたコンテキスト バインド オブジェクトの数を表示します。コンテキストにバインドされるクラスは、コンテキスト バインド オブジェクトと呼ばれます。コンテキスト バインド クラスは、コンテキスト属性でマークされ、同期、スレッド アフィニティ、トランザクションなどについての使用規則を提供します。

このカウンターは、全時間を通しての平均値ではなく、最後の 2 回の収集で計測された値の差を収集間隔で割った値が表示されます。

Contexts

アプリケーションの、現在のリモート コンテキストの数を表示します。コンテキストとは、同期、スレッド アフィニティ、トランザクションなどの同じ使用規則を持つオブジェクトのコレクションが含まれている境界のことです。

Remote Calls / sec

1 秒間に呼び出されるリモート プロシージャ呼び出しの数を表示します。リモート プロシージャ呼び出しとは、呼び出し元のアプリケーション ドメインの外部のオブジェクトに対する呼び出しのことです。このカウンターは、全時間を通しての平均値ではなく、最後の 2 回の収集で計測された値の差を収集間隔で割った値が表示されます。

Total Remote Calls

アプリケーションの開始後に呼び出されたリモート プロシージャ呼び出しの総数を表示します。リモート プロシージャ呼び出しとは、呼び出し元のアプリケーション ドメインの外部のオブジェクトに対する呼び出しのことです。

参照

その他のリソース

Performance Counters
Runtime Profiling
.NET リモート処理

ビルド日:2010-02-13