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METAHOST_POLICY_FLAGS 列挙体

大半のランタイム ホストに共通するバインド ポリシーを提供します。 この列挙体は ICLRMetaHostPolicy::GetRequestedRuntime メソッドで使用されます。

typedef enum {
    METAHOST_POLICY_HIGHCOMPAT              = 0x01,
    METAHOST_POLICY_APPLY_UPGRADE_POLICY    = 0x08,
    METAHOST_POLICY_EMULATE_EXE_LAUNCH      = 0x10,
    METAHOST_POLICY_SHOW_ERROR_DIALOG       = 0x20,
    METAHOST_POLICY_USE_PROCESS_IMAGE_PATH  = 0x40,
    METAHOST_POLICY_ENSURE_SKU_SUPPORTED    = 0x80
} METAHOST_POLICY_FLAGS;

メンバー

メンバー

説明

METAHOST_POLICY_HIGHCOMPAT

高いレベルの互換性ポリシーを定義します。このポリシーでは、現在のプロセスに読み込まれている共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) が考慮されません。 その代わりに、アセンブリ ファイル自体、宣言されたビルド対象のバージョン、または構成ファイルから派生した、インストール済みの CLR およびコンポーネントの設定のみが考慮されます。

METAHOST_POLICY_APPLY_UPGRADE_POLICY

完全一致が見つからない場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework\Policy\Upgrades の内容に基づいて、アップグレード ポリシーをバージョン バインド結果に適用します。 この処理は RUNTIME_INFO_UPGRADE_VERSION と同じです。

METAHOST_POLICY_EMULATE_EXE_LAUNCH

呼び出しに提供されたイメージが起動した場合と同様に、新しいプロセスでバインディング結果が返されます。 現在、GetRequestedRuntime は、読み込み可能なランタイムのセットを無視し、インストール済みのランタイムのセットに対してバインドします。 ホストはこのフラグを使用して、起動時に EXE がバインドするランタイムを決定できます。

METAHOST_POLICY_SHOW_ERROR_DIALOG

GetRequestedRuntime が入力パラメーターと互換性があるランタイムを見つけることができない場合、エラー ダイアログ ボックスが表示されます。

METAHOST_POLICY_USE_PROCESS_IMAGE_PATH

GetRequestedRuntime は、バインディング プロセスに対する追加の入力としてプロセス イメージ (および任意の対応する構成ファイル) を使用します。 バインドするランタイムを実行するときに、既定で GetRequestedRuntime はプロセス イメージ パス (通常、プロセスの起動に使用された EXE) に戻りません。

METAHOST_POLICY_ENSURE_SKU_SUPPORTED

GetRequestedRuntime は、構成ファイルに使用できる情報がない場合、適切な SKU がインストールされているかどうかをチェックする必要があります。 こうすることで、構成ファイルがないアプリケーションは、既定の .NET Framework のインストールよりも小さな SKU でも適切な形で失敗します。 既定で GetRequestedRuntime は、構成ファイルの <supportedRuntime /> 要素で SKU 属性が指定されていない場合、適切な SKU がインストールされているかどうかをチェックしません。

必要条件

プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー: Metahost.h

ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして格納されていること

.NET Framework のバージョン: 4 

参照

参照

ICLRMetaHostPolicy::GetRequestedRuntime メソッド

その他の技術情報

ホスティングの列挙体