.NET Framework 4 でのプロファイル
.NET Framework Version 4 には、次の新しいプロファイル機能が用意されています。
プロファイラーのアタッチとデタッチ: 実行中のプロセスにプロファイラーをアタッチし、プロセスが終了する前にプロファイラーをデタッチする機能。 一般にサンプリングおよびメモリ プロファイルのシナリオに限定される機能であり、インストルメンテーションを使用するプロファイラーではサポートされません。
インプロセスの side-by-side プロファイリング: インプロセスの複数の共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) 並行インスタンスをプロファイルできるようにする機能。
登録不要のプロファイラーの起動とアタッチ: 最初にキーをレジストリに追加する必要なくプロファイラーを読み込む機能。
ELT API を使用したプロファイリング: 更新された enter/leave/tailcall プローブ シグネチャ。Just-In-Time で生成されたコードのサイズを小さくします。
さらに、新しい環境変数 (COMPLUS_ProfAPI_ProfilerCompatibilitySetting) により、.NET Framework Version 2.0、3.0、および 3.5 のプロファイラーを .NET Framework 4 で一時的に使用できます。詳細については、「プロファイラーの互換性の設定」を参照してください。
プロファイラーが .NET Framework 4 プロファイラーと見なされるのは、そのクラス ファクトリ オブジェクトと QueryInterface の実装を通じて ICorProfilerCallback3 インターフェイスの実装を CLR に対して公開している場合です。
重要 |
---|
.NET Framework 4 プロファイラーでは、.NET Framework 4 の新しい機能を適切に処理する必要があります。特に、インプロセスの複数の CLR 並行インスタンスを使用するシナリオに適切に対応できる必要があります。詳細については、「インプロセスの side-by-side 実行」を参照してください。 |