XmlReader による XML データの検証
XML ドキュメントの構造、その要素間のリレーションシップ、データ型、および内容の制約を定義するには、ドキュメント型定義 (DTD: Document Type Definition) またはスキーマを使用します。 XML ドキュメントは、W3C (World Wide Web Consortium) 勧告『Extensible Markup Language (XML) 1.0』で定義されている構文要件をすべて満たしている場合には整形式と見なされますが、整形式であると同時に DTD またはスキーマに定義されている制約に準拠していなければ有効とは見なされません。 したがって、有効な XML ドキュメントはすべて整形式ですが、整形式の XML ドキュメントがすべて有効であるとは限りません。
XML の詳細については、W3C 勧告『XML 1.0』を参照してください。 XML スキーマの詳細については、W3C 勧告『XML Schema Part 1: Structures』および『XML Schema Part 2: Datatypes』を参照してください。
XmlReader クラスは、DTD またはスキーマ定義言語 (XSD) のスキーマを使用して検証を強制できます。 XmlReaderSettings クラスの ValidationType プロパティによって、XmlReader インスタンスが検証を強制するかどうかが決まります。
このセクションの内容
XmlReaderSettings クラスにおける検証オプション
具体的な検証設定の説明XmlSchemaSet を使用した検証
XmlSchemaSet に保存されたスキーマを使用して検証する方法について説明します。XmlReader によるインライン XML スキーマを使用した検証
インラインのスキーマを使用して検証する方法について説明します。XmlReader による DTD を使用した検証
DTD を使用して検証する方法について説明します。ラップされた XmlReader オブジェクトを使用した検証.
XmlNodeReader オブジェクトのラッピングによって DOM を検証する方法について説明します。
関連項目
XmlReader によるデータ一致チェック
XmlReader クラスに設定できるデータ一致チェックについて説明します。XmlValidatingReader を使用した XML の検証
XmlValidatingReader クラスを使用して検証する方法について説明します。メモ これは、XDR のサポートが必要な場合、または 1.0 または 1.1 の実装が必要な場合にだけ使用する必要があります。