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ファイルおよびストリーム入出力

System.IO 名前空間には、データ ストリームやファイルを同期的および非同期的に読み取ったり書き込んだりできるようにする型が含まれています。

ここでは、ファイルとストリームの相違を明らかにしておきます。 ファイルとは、特定のバイト シーケンスを順序立てて格納する名前付きのコレクションであり、永続ストレージを保有します。 したがって、ファイルには、ディレクトリ パス、ディスク ストレージ、ファイル名、ディレクトリ名などの概念が関係します。 これに対してストリームは、ストレージ メディアの 1 つであるバッキング ストアとの間でバイトの書き込みや読み込みを行うための手段を提供するものです。 ディスク以外にいくつかのバッキング ストアが存在するのと同じように、ファイル ストリーム以外にもさまざまなストリームが存在します。 たとえば、ネットワーク ストリーム、メモリ ストリーム、テープ ストリームなどがあります。

共通 I/O タスクの一覧については、「共通 I/O タスク」を参照してください。

このセクションの内容

  • 基本のファイル I/O
    基本的な入出力の概念を説明します。I/O のクラスについて紹介し、基本的な I/O 操作のコード例も示します。

  • ストリームの構成
    各種のストリームと、それぞれに関連付けられているバッキング ストアについて説明します。コード例も示します。

  • 非同期ファイル I/O
    非同期 I/O のパフォーマンス上の利点と基本的な操作について説明します。

  • 分離ストレージ
    コードと保存データを関連付ける標準的な方法を定義することにより、分離性と安全性を提供するデータ ストレージ機構について説明します。

  • パイプ
    .NET Framework での匿名パイプ操作と名前付きパイプ操作について説明します。

  • メモリ マップト ファイル
    ディスク上のファイルの内容を仮想メモリ内に格納するメモリ マップト ファイルについて説明します。 メモリ マップト ファイルは、非常に大きなファイルを編集したり、プロセス間通信用の共有メモリを作成したりするために使用できます。