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ICLRRuntimeHost インターフェイス

更新 : 2010 年 6 月

次の変更点を除き、.NET Framework Version 1 に用意されていた ICorRuntimeHost インターフェイスと同様の機能を提供します。

  • ホストのコントロール インターフェイスを設定する SetHostControl メソッドの追加。

  • ICorRuntimeHost で提供されていた一部のメソッドの廃止。

メソッド

メソッド

説明

ICLRRuntimeHost::ExecuteApplication メソッド

新しいドメインでアクティブにするアプリケーションを指定するために、マニフェストベースの ClickOnce 配置シナリオで使用されます。

ICLRRuntimeHost::ExecuteInAppDomain メソッド

指定したマネージ コードを実行する AppDomain を指定します。

ICLRRuntimeHost::ExecuteInDefaultAppDomain メソッド

指定したアセンブリにある、指定した型の指定したメソッドを呼び出します。

ICLRRuntimeHost::GetCLRControl メソッド

共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) の機能をカスタマイズするためにホストが使用できる ICLRControl 型のインターフェイス ポインターを取得します。

ICLRRuntimeHost::GetCurrentAppDomainId メソッド

現在実行中の AppDomain の数値識別子を取得します。

ICLRRuntimeHost::SetHostControl メソッド

ホストのコントロール インターフェイスを設定します。 そのため、Start を呼び出す前に SetHostControl を呼び出す必要があります。

ICLRRuntimeHost::Start メソッド

CLR をプロセス内で初期化します。

ICLRRuntimeHost::Stop メソッド

ランタイムでコードの実行を停止します。

ICLRRuntimeHost::UnloadAppDomain メソッド

指定した数値識別子に対応する AppDomain をアンロードします。

解説

.NET Framework Version 4 以降では、ICLRMetaHost インターフェイスを使用して ICLRRuntimeInfo インターフェイスへのポインターを取得してから、ICLRRuntimeInfo::GetInterface メソッドを呼び出して ICLRRuntimeHost へのポインターを取得します。 以前のバージョンの .NET Framework では、ホストは、CorBindToRuntimeEx または CorBindToCurrentRuntime を呼び出して、ICLRRuntimeHost インスタンスへのポインターを取得します。 .NET Framework Version 2.0 の技術を実装するには、ICorRuntimeHost ではなく ICLRRuntimeHost を使用する必要があります。

重要 :重要

ExecuteApplication メソッドを呼び出してマニフェストベースのアプリケーションをアクティブにしてから、Start メソッドを呼び出してください。Start メソッドを最初に呼び出すと、ExecuteApplication メソッドの呼び出しは失敗します。

要件

プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照

ヘッダー : MSCorEE.h

ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして格納されていること

.NET Framework のバージョン: 4、3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0

参照

参照

CorBindToCurrentRuntime 関数

CorBindToRuntimeEx 関数

ICLRControl インターフェイス

ICorRuntimeHost インターフェイス

CLRRuntimeHost コクラス

概念

ホストの概要

その他の技術情報

ホスト インターフェイス

履歴の変更

日付

履歴

理由

2010 年 6 月

インターフェイスへのポインターを取得する方法についての説明を修正。

コンテンツ バグ修正