IHostThreadPoolManager::QueueUserWorkItem メソッド
実行のために関数をキューに配置し、その関数で使用されるデータを格納しているオブジェクトを指定します。 関数は、スレッドが利用可能になったときに実行されます。
HRESULT QueueUserWorkItem (
[in] LPTHREAD_START_ROUTINE Function,
[in] PVOID Context,
[in] ULONG Flags
);
パラメーター
Function
[入力] 実行する関数を表す関数ポインター。Context
[入力] Function によって使用されるデータを格納しているオブジェクト。Flags
[入力] Win32 の QueueUserWorkItem メソッドに対して定義されている、実行を制御するフラグ値のいずれか。
戻り値
HRESULT |
説明 |
---|---|
S_OK |
QueueUserWorkItem が正常に終了しました。 |
HOST_E_CLRNOTAVAILABLE |
共通言語ランタイム (CLR: Common Language Runtime) がプロセスに読み込まれていません。または CLR がマネージ コードを実行できない状態か、呼び出しを正常に処理できない状態にあります。 |
HOST_E_TIMEOUT |
呼び出しがタイムアウトしました。 |
HOST_E_NOT_OWNER |
呼び出し元がロックを所有していません。 |
HOST_E_ABANDONED |
ブロックされたスレッドまたはファイバーが待機しているイベントがキャンセルされました。 |
E_FAIL |
未知の重大エラーが発生しました。 メソッドから E_FAIL が返される場合、プロセス内で CLR を使用することはできません。 ホスト メソッドへの後続の呼び出しで、HOST_E_CLRNOTAVAILABLE が返されます。 |
解説
QueueUserWorkItem は、作業項目をスレッド プールのワーカー スレッドのキューに配置します。 そのシグネチャおよびパラメーターの型は、同じ名前の対応する Win32 関数とまったく同じです。 詳細については、Windows プラットフォームのドキュメントを参照してください。
必要条件
プラットフォーム: 「.NET Framework システム要件」を参照
ヘッダー : MSCorEE.h
ライブラリ: MSCorEE.dll にリソースとして格納されていること
.NET Framework のバージョン: 4、3.5 SP1、3.5、3.0 SP1、3.0、2.0 SP1、2.0