次の方法で共有


NOTATION

NOTATION ステートメントは表記法を定義するために使用されます。 表記法により XML ドキュメントは外部アプリケーションに対して通知情報を渡すことができます。

構文

<!NOTATION name [SYSTEM|PUBLIC publicID] resource >

パラメーター

  • name
    表記法の名前。 すべての表記法の定義において必須です。
  • publicID
    表記法の PUBLIC 識別子。 宣言に PUBLIC キーワードが使用されている場合のみ必須です。
  • resource
    表記法の値。 すべての表記法の定義において必須です。 通常、表記法が PUBLIC の場合、これは URI (Uniform Resource Identifier) となり、人には読めても機械には読めません。 システム ベースの表記法では、XML 以外のデータを取り扱う際の支援として使用できるシステム上のアプリケーションのファイル名を参照する場合があります。 たとえば、JPEG や GIF ファイル形式のイメージ ファイルなど、未解析の外部エンティティを取り扱う際の支援となる表記法を宣言する場合があります。

独自のデータ型を宣言する表記法

次は、定義済みのカスタム カタログ ドキュメント型を参照するために使用できる表記法を宣言します。

<!NOTATION MyCatalog SYSTEM "http://example.microsoft.com/catalog">

MIME 型を宣言する表記法

次は、GIF ファイル形式のイメージ ファイルを参照する未解析のエンティティのサポートを可能とする表記法を DTD 内で宣言します。

<!NOTATION image_gif SYSTEM "image/gif">

参照

概念

ATTLIST (属性リスト)
ELEMENT
ENTITY