次の方法で共有


WS-AtomicTransaction 構成ユーティリティ (wsatConfig.exe)

WS-AtomicTransaction 構成ユーティリティは、基本的な WS-AtomicTransaction サポート設定を構成するために使用されます。

wsatConfig [Options]

解説

このコマンド ライン ツールを使用して、基本的な WS-AtomicTransaction 設定をローカル マシンでのみ構成できます。設定をローカル コンピューターとリモート コンピューターの両方で構成する必要がある場合は、「WS-AtomicTransaction サポートの構成」で説明されている手順に従って、MMC スナップインを使用する必要があります。

コマンド ライン ツールは、Windows SDK の次のインストール場所にあります。

%SystemRoot%\Microsoft.Net\Framework\v3.0\Windows Communication Foundation\wsatConfig.exe

Windows XP または Windows Server 2003 を実行している場合は、更新プログラムをダウンロードしてから、WsatConfig.exe を実行する必要があります。この更新プログラムの詳細については、「Commerce Server 2007 用の更新プログラム (KB912817)」および「Availability of Windows XP COM+ Hotfix Rollup Package 13」を参照してください。

次の表は、WS-AtomicTransaction 構成ユーティリティ (wsatConfig.exe) で使用できるオプションを示します。

ms732007.note(ja-jp,VS.100).gif注 :
選択したポートに SSL 証明書を設定すると、そのポートに関連付けられたオリジナルの SSL 証明書が上書きされます。

オプション 説明

-accounts:<account,>

WS-AtomicTransaction に追加できるアカウントをコンマで区切って指定します。これらのアカウントの有効性の確認は行われません。

-accountsCerts:<thumb>|"Issuer\SubjectName",>

WS-AtomicTransaction に追加できる証明書をコンマで区切って指定します。証明書は、サムプリントまたは Issuer\SubjectName ペアで示されます。空の場合は、サブジェクト名に {EMPTY} を使用します。

-endpointCert:<machine|<thumb>|"Issuer\SubjectName">

コンピューターの証明書を使用するか、サムプリントまたは Issuer\SubjectName ペアで指定される別のローカル エンドポイントの証明書を使用します。空の場合は、サブジェクト名に {EMPTY} を使用します。

-maxTimeout:<sec>

最大タイムアウトを秒単位で指定します。有効な値は 0 ~ 3600 の範囲です。

-network:<enable|disable>

WS-AtomicTransaction ネットワーク サポートを有効または無効にします。

-port:<portNum>

WS-AtomicTransaction の HTTPS ポートを設定します。

このツールを実行する前にファイアウォールが既に有効な場合、ポートは例外の一覧に自動的に登録されます。このツールを実行する前にファイアウォールが無効な場合は、ファイアウォールに関する追加の構成はありません。

WS-AT の構成後にファイアウォールを有効にする場合は、このツールを再度実行し、このパラメーターを使用してポート番号を指定する必要があります。WS-AT の構成後にファイアウォールを無効にする場合は、入力を追加しないで WS-AT の動作を続行します。

-timeout:<sec>

既定のタイムアウトを秒単位で指定します。有効な値は 1 ~ 3600 の範囲です。

-traceActivity:<enable|disable>

アクティビティ イベントのトレースを有効または無効にします。

-traceLevel:<Off|Error|Critical|Warning|Information|Verbose|All>}

トレース レベルを指定します。

-tracePII:<enable|disable>

個人を特定できる情報のトレースを有効または無効にします。

-traceProp:<enable|disable>

伝達イベントのトレースを有効または無効にします。

-restart

MSDTC を再起動して変更を直ちに反映します。これが指定されていない場合、変更は、MSDTC が再起動されたときに有効になります。

-show

現在の WS-AtomicTransaction プロトコル設定を表示します。

-virtualServer:<virtualServer>

DTC リソース クラスター名を指定します。

参照

概念

WS-AtomicTransaction の使用
WS-AtomicTransaction サポートの構成