次の方法で共有


<trace> 要素

トレース メッセージを収集、格納、およびルーティングするリスナーを保持します。

<trace autoflush="true|false" 
       indentsize="indent value"
       useGlobalLock="true| false"/>

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性

説明

autoflush

省略可能な属性です。

トレース リスナーが毎回の書き込み操作の後で出力バッファーを自動的にフラッシュするかどうかを指定します。

indentsize

省略可能な属性です。

インデントするスペース数を指定します。

useGlobalLock

省略可能な属性です。

グローバル ロックを使用する必要があるかどうかを示します。

autoflush 属性

説明

false

出力バッファーを自動的にフラッシュしません。 これは、既定の設定です。

true

出力バッファーを自動的にフラッシュします。

useGlobalLock 属性

説明

false

リスナーがスレッド セーフである場合は、グローバル ロックを使用しません。それ以外の場合は、グローバル ロックを使用します。

true

リスナーがスレッド セーフかどうかにかかわらず、グローバル ロックを使用します。 これは、既定の設定です。

子要素

要素

説明

<listeners>

メッセージを収集、格納、およびルーティングするリスナーを指定します。

親要素

要素

説明

configuration

共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。

system.diagnostics

メッセージを収集、格納、およびルーティングするトレース リスナーとトレース スイッチを設定するレベルを指定します。

使用例

<trace> 要素を使用して、リスナー MyListener を Listeners コレクションに追加する方法を次の例に示します。 MyListener は、MyListener.log というファイルを作成し、そのファイルに出力を書き込みます。 useGlobalLock 属性には false を設定します。これにより、トレース リスナーがスレッド セーフの場合は、グローバル ロックが使用されなくなります。 autoflush 属性には true を設定します。これにより、Trace.Flush メソッドが呼び出されるかどうかに関係なく、トレース リスナーからファイルに出力が書き込まれます。 indentsize 属性には 0 (ゼロ) を設定します。これにより、Trace.Indent メソッドが呼び出されたときに、リスナーは 0 個のスペースをインデントします。

<configuration>
   <system.diagnostics>
      <trace useGlobalLock="false" autoflush="true" indentsize="0">
         <listeners>
            <add name="myListener" type="System.Diagnostics.TextWriterTraceListener, system version=1.0.3300.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089" initializeData="c:\myListener.log" />
         </listeners>
      </trace>
   </system.diagnostics>
</configuration>

参照

参照

トレースおよびデバッグ設定のスキーマ

TraceListener

DefaultTraceListener

TextWriterTraceListener

EventLogTraceListener