方法: シングルファイル アセンブリをビルドする
シングルファイル アセンブリは最も単純な種類のアセンブリであり、アセンブリ マニフェストと同様に型情報と実装を格納します。 コマンド ライン コンパイラまたは Visual Studio 2005 を使用して、シングルファイル アセンブリを作成できます。 既定では、コンパイラは .exe 拡張子の付いたアセンブリ ファイルを作成します。
メモ |
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Visual Studio 2005 for C# および Visual Basic はシングルファイル アセンブリの作成にしか使用できません。マルチファイル アセンブリを作成する場合は、コマンド ライン コンパイラまたは Visual Studio 2005 for Visual C++ を使用する必要があります。 |
コマンド ライン コンパイラを使用してシングルファイル アセンブリを作成する手順を次に示します。
.exe 拡張子の付いたアセンブリを作成するには
コマンド プロンプトに次のコマンドを入力します。
<compiler command> <module name>
このコマンドでは、compiler command はコード モジュールで使用する言語のコンパイラ コマンドです。module name は、コンパイルしてアセンブリを生成するコード モジュールの名前です。
コード モジュール myCode からアセンブリ myCode.exe を作成する例を次に示します。
csc myCode.cs
vbc myCode.vb
.exe 拡張子を持つアセンブリを作成し、出力ファイル名を指定するには
コマンド プロンプトに次のコマンドを入力します。
<compiler command> /out:<file name> <module name>
このコマンドで、compiler command はコード モジュールで使用する言語のコンパイラ コマンドです。file name は出力ファイル名です。module name はコンパイルしてアセンブリを生成するコード モジュールの名前です。
コード モジュール myCode からアセンブリ myAssembly.exe を作成する例を次に示します。
csc /out:myAssembly.exe myCode.cs
vbc /out:myAssembly.exe myCode.vb
ライブラリ アセンブリの作成
ライブラリ アセンブリは、クラス ライブラリに類似しています。 ライブラリ アセンブリには、他のアセンブリが参照する型が格納されますが、実行を開始するためのエントリ ポイントは含まれません。
ライブラリ アセンブリを作成するには、次のようにします。
コマンド プロンプトに次のコマンドを入力します。
<compiler command> /t:library <module name>
このコマンドでは、compiler command はコード モジュールで使用する言語のコンパイラ コマンドです。module name は、コンパイルしてアセンブリを生成するコード モジュールの名前です。 /out: オプションなどのほかのコンパイラ オプションも使用できます。
コード モジュール myCode からライブラリ アセンブリ myCodeAssembly.dll を作成する例を次に示します。
csc /out:myCodeLibrary.dll /t:library myCode.cs
vbc /out:myCodeLibrary.dll /t:library myCode.vb