ワークフローまたはダイアログからのユーザー定義アクションの呼び出し
公開日: 2016年11月
対象: Dynamics CRM 2015
Microsoft Dynamics 365 には、ワークフローとダイアログには、ビジネス シナリオをサポートする複数の機能が備わっています。 ワークフローまたはダイアログ内からの、作成、更新、および削除などのレコードに対する基本的な SDK アクションを呼び出すことによって、かなりの数のビジネス シナリオが解決されます。 ただし、ワークフローまたはダイアログの機能と、ワークフローとダイアログ内から直接呼び出すユーザー定義アクションの機能を組み合わせると、コードを記述することなく、まったく新しい一連のビジネス シナリオをアプリケーションに追加できます。
ユーザー定義アクションがワークフローとダイアログから呼び出されたときのシナリオを検討しましょう。 特定の営業案件の値引きが 20% を超えたとき、管理者の承認を要求するユーザー定義アクションを呼び出します。
ユーザー定義アクションの作成
ワークフローからのユーザー定義アクションの呼び出し
ダイアログからのユーザー定義アクションの呼び出し
[設定] > [プロセス] に移動します。
ナビゲーション バーで、[新規] を選択します。 プロセスに名前を付け、[アクション] カテゴリを選択します。
値引きの承認を要求するには、[承認プロセス] という名前のユーザー定義アクションを使用します。 新規メッセージを作成して管理者の承認を得るための要求を送信するために、入力パラメーター [SpecialNotes] と、[電子メールの送信] ステップを次のように追加しました。
電子メール メッセージを構成するには、[プロパティの設定]を選択します。 フォームが開いたとき、[フォーム アシスタント] を使用して、スクリーン ショットに強調表示されているように、電子メールに特別な注記とその他の情報を追加します。 特別な注記を追加するには、メッセージ内の表示させる場所にカーソルを置いてから、[フォーム アシスタント] の [検索] の最初のドロップダウン リストで [引数] を選択し、2 番目のドロップダウン リストで [SpecialNotes] を選択した後、[OK] を選択します。
ワークフローまたはダイアログからアクションを呼び出すには、その前に、そのアクションをアクティブ化する必要があります。 アクションをアクティブ化した後、プロパティの表示 を選択して、プロパティを表示することができます。
[設定] > [プロセス] に移動します。
ナビゲーション バーで、[新規] を選択します。 プロセスに名前を付け、[ワークフロー] カテゴリを選択します。
20% を超える営業案件の値引きに対して管理者の承認が必要なときは、いつでも [承認プロセス] というユーザー定義アクションを呼び出すワークフローを作成しました。
[プロパティの設定] を選択することによって、アクションの入力プロパティを設定できます。 特別な注記に、営業案件に関連付けられている取引先企業の名前を追加しました。[フォーム アシスタント] の [検索] で、最初のドロップダウン リストで [取引先企業] を選択し、2 番目のドロップダウン リストで [取引先企業名] を選択してから、[OK] を選択します。[対象] プロパティが必要であり、そのプロパティはシステムによって自動的に入力されます。対象 プロパティでの {営業案件(Opportunity)} は呼び出し元ワークフローを実行されるのと同じ営業案件です。 また、検索を使用して、対象プロパティに対して特定の営業案件を選択できます。
[設定] > [プロセス] に移動します。
ナビゲーション バーで、[新規] を選択します。 プロセスに名前を付け、[ダイアログ] カテゴリを選択します。
次の図に示すように、ダイアログから呼び出す [承認プロセス] と似ているシナリオを実装できます。
次に示すように、入力パラメーターを設定します。
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