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営業案件、見積もり、受注、請求書に対する既定の価格レベルの設定

 

公開日: 2016年11月

対象: Dynamics CRM 2015

営業案件、見積もり、受注、または請求書のレコードを作成または更新するユーザーの営業担当地域に基づいて、営業案件、見積もり、受注、または請求書の既定の価格レベル (価格表) を自動的に設定するかどうかを選択することもできます。

このトピックの内容

既定の価格レベルの自動選択を有効化する

既定の価格レベルの自動選択を無効化する

既定の価格レベルの選択を拡張できます。

既定の価格レベルの自動選択を有効化する

営業担当地域に基づいて、営業案件、見積もり、受注、または請求書の既定の価格レベルの選択を有効にするには、次の条件は true である必要があります:

  • Organization.UseInbuiltRuleForDefaultPriceSelectionRule 属性の値を 1 (true) に設定します。 既定では、値は 1 (true) に設定されています。

    Microsoft Dynamics 365 またはOutlook 用 Microsoft Dynamics CRM のシステム設定の領域の 営業タブを使用して、既定の価格レベルを営業案件に自動的に選択するかどうかを指定できます。詳細:製品カタログの情報の管理

  • 価格レベルは、担当地域の既定の価格表つながりロールを使用して担当地域と関連付けられ、担当地域は、営業案件、見積もり、受注、または請求書のレコードを作成または更新するユーザーに割当てられます。

  • ユーザーは、担当地域の既定の価格表 つながりロールを使用して担当地域と関連付けられた価格レベルへのアクセス許可を持つことになります。

Dynamics 365 は、GetDefaultPriceLevelRequestメッセージを内部的に使用して、価格レベルと関連付けられている現在のユーザーとその営業担当地域に基づいて営業案件、見積もり、受注、および請求書の既定の価格レベルを決定します。 以下の方法で、価格レベルが設定されます:

  • 1 つの価格レベルが返された場合、価格レベルは、ユーザーが作成または更新する営業案件、見積もり、受注、または請求書に対してに自動的に設定されます。

  • 複数の価格レベルが返された場合、価格レベル フィールは自動的には入力されず、ユーザーは営業案件、見積もり、受注、または請求書に対して価格レベルを指定する必要があります。

既定の価格レベルの自動選択を無効化する

営業案件、見積もり、受注、または請求書に対する既定の価格レベル設定の自動選択を無効にする場合、Organization.UseInbuiltRuleForDefaultPriceSelectionRule属性を 0 (false)に設定するか、Microsoft Dynamics 365 または Outlook 用 Microsoft Dynamics CRM のシステムの設定領の営業 タブを使用します。詳細:製品カタログの情報の管理

既定の価格レベルの選択を拡張できます。

営業案件、見積もり、受注、または請求書の既定の価格レベルの選択のために追加設定のないルールを使用する代わりに、GetDefaultPriceLevelRequest メッセージを使用して、既定の価格レベルを選択するためのユーザー定義のロジックを指定てきます。

注意

Microsoft Dynamics CRM Online 組織の場合、この機能は、組織が Dynamics CRM Online 2015 更新プログラム 1 に更新されている場合にのみ使用できます。 この機能は内部設置型の Dynamics CRM では使用できません。

既定の価格レベルの選択を拡張するには、次の手順に従います。

  1. Organization.UseInbuiltRuleForDefaultPriceSelectionRule 属性の値が 1 (true) に設定されていることを確認してください。

  2. 業務要件に基づいた価格レベルを返すためのユーザー定義コードを含むプラグインを作成します。

  3. GetDefaultPriceLevelメッセージにプラグインを登録します。

プラグインを GetDefaultPriceLevel メッセージに登録すると、Microsoft Dynamics 365 で営業案件、見積もり、受注、または請求書レコードを作成するたびに、ユーザー定義コードに基づく価格レベルを返すためにそのプラグインが実行されます。

  • プラグインの実行の結果、1 つの価格レベルが返された場合、その価格レベルが、ユーザーが作成する営業案件、見積もり、受注、または請求書レコードに対して設定されます。

  • プラグインの実行の結果、複数の価格レベルが返された場合、価格レベル フィールドは設定されず、営業案件、見積もり、受注、または請求書の価格レベルはユーザーが指定します。

注意

プラグインを GetDefaultPriceLevel メッセージに登録することによって、既定の価格レベルの選択を拡張したときは、追加設定のない価格レベルの選択は無効になります。

関連項目

GetDefaultPriceLevelRequest
価格レベル (PriceLevel) (価格表) エンティティのメッセージおよびメソッド
担当地域 (Territory) エンティティのメッセージおよびメソッド
営業案件エンティティ
見積もり、受注、請求書のエンティティ
プラグインを記述する

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