GetGlobalContext 関数および ClientGlobalContext.js.aspx (クライアント側の参照)
公開日: 2016年11月
対象: Dynamics CRM 2015
コンテキスト情報へのアクセスを得るためにWeb リソースでプログラミングする際に、GetGlobalContext 関数 を使用します。 HTML Web リソースの GetGlobalContext function を取得するには、ClientGlobalContext.js.aspxへの参照を含めます。
GetGlobalContext 関数
GetGlobalContext 関数は、Xrm.Page.contextにある同じコンテキスト オブジェクトを返します。
フォーム外のコンテキスト情報が必要となる場合、HTML Web リソースの ClientGlobalContext.js.aspx ページへの参照を含めます。
次の例は、フォーム スクリプトまたはHTML Web リソースを使用するスクリプトのいずれかで使用される際にコンテキスト オブジェクトを返す関数を表しています。
function _getContext() {
var errorMessage = "Context is not available.";
if (typeof GetGlobalContext != "undefined")
{ return GetGlobalContext(); }
else
{
if (typeof Xrm != "undefined") {
return Xrm.Page.context;
}
else { throw new Error(errorMessage); }
}
}
ClientGlobalContext.js.aspx
Web リソース ディレクトリのルートにある ClientGlobalContext.js.aspx ページへの参照を含める際に、GetGlobalContext 関数を使用できます。
注意
フォルダー構造をシミュレートするために HTML Web リソース名にバックスラッシュ文字を使用していない場合、スクリプト要素(<script type="text/javascript" src="ClientGlobalContext.js.aspx"></script>)を使用してこのスクリプトをページに含めます。
ディレクトリ構造をシミュレートするために HTML Web リソース名にバックスラッシュ文字を使用している場合、スクリプト要素にこれを反映する必要があります。 次の例は、CSS Web リソース(sdk_/Styles/ContosoStyles.css)と組合せた HTML Web リソース(sdk_/Contoso.htm)と JScript Web リソース(sdk_/Scripts/ContosoScript.js)用です。
<head>
<title>HTML Web Resource</title>
<script src="../ClientGlobalContext.js.aspx" type="text/javascript" ></script>
<script src="Scripts/ContosoScript.js" type="text/javascript"></script>
<link href="Styles/ContosoStyles.css" rel="stylesheet" type="text/css" />
</head>
注意
ルート WebResources フォルダー(たとえば、/WebResources/ClientGlobalContext.js.aspx)などの相対パスの使用は、ページがマルチテナント型環境で組織のコンテキストを失うので、お勧めしません。
ClientGlobalContext.js.aspx ページは、グローバル イベント ハンドラーを含みます。 これらのイベント ハンドラーは、onselectstart、contextmenu、および ondragstartイベントをキャンセルします。
関連項目
クライアント側のプログラミング リファレンス
クライアント側コンテキスト(クライアント側の参照)
実行コンテキスト (クライアント側の参照)
フォーム スクリプトの簡易参照
Microsoft Dynamics CRM 2015 フォームのコードを記述する
Xrm.Page オブジェクト モデルの使用
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