送信構成プロファイルの作成または変更 (Online)
公開日: 2017年2月
対象: Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online
注意
このヘルプ トピックは、Microsoft Dynamics CRM オンラインのユーザーのみに適用されます。Microsoft Dynamics CRM サーバーの設置型展開に適用される関連情報は、送信構成プロファイルの作成または変更 (設置型)を参照してください。
送信電子メール メッセージ用の E-mail Router 構成プロファイルを作成または変更できます。
送信構成プロファイルを作成または変更するには
E-mail Router 構成マネージャーで、[構成プロファイル] タブをクリックします。 新しい構成プロファイルを作成するには、[新規] をクリックします。 既存の展開を変更するには、一覧内の構成プロファイルを選択して、[変更] をクリックします。
[全般] タブで、以下について必要な情報を入力または選択し、表示される制限や要件に従って、[OK] をクリックします。
プロファイル名 : 構成プロファイルの名前を入力する必要があります。 電子メール サーバーの種類と通信方向を説明する名前を付けると便利です。 たとえば、Exchange Server Outgoing という名前を付けます。
通信方向 : 組織から外部の受信者に転送される電子メール メッセージ用の、新しい構成プロファイルを作成するには、送信を選択します。 構成プロファイルの保存後は、通信方向を変更することはできません。
電子メール サーバーの種類。 送信電子メールを処理する電子メール サーバーの場合、次のいずれかのサーバーの種類を選択します。
SMTP。Microsoft Exchange または別の SMTP 準拠電子メール サーバーを使用する場合は、このオプションを選択します。
Exchange Online : 送信電子メールに Microsoft Exchange Online を使用する場合は、このオプションを選択します。
プロトコル。 送信電子メールを処理する Exchange Online 電子メール サーバーの場合、使用できるプロトコルは Exchange Web サービス のみです。 送信電子メールを処理する SMTP 電子メール サーバーの場合、使用できるプロトコルは SMTP のみです。
認証の種類 : 送信電子メールの処理に使用する電子メール サーバーの種類に応じて、次のいずれかの認証の種類を選択します。
Windows 認証: このオプションは、送信電子メール サーバーの種類として SMTP を選択する場合にのみ使用できます。
クリア テキスト: このオプションは、送信電子メール サーバーの種類として SMTP または Microsoft Exchange Online を選択する場合にのみ使用できます。Microsoft Exchange Online の場合は、この認証の種類のみ使用できます。
重要
クリア テキスト認証では、ユーザー名とパスワードは暗号化されずに送信されるため、この認証をセキュリティで保護されていないネットワークで使用することはお勧めできません。 環境に適切な認証の種類について、電子メール管理者に確認することをお勧めします。
匿名: このオプションは、送信電子メール サーバーの種類として SMTP を選択する場合にのみ使用できます。
重要
匿名 SMTP 認証は、インターネットに接続しない内部 SMTP サーバーでのみ有効です。 多くの SMTP サーバーは匿名認証をサポートしていません。E-mail Router からの電子メール フローが中断しないように、SMTP サーバー要件を電子メール管理者に確認してください。
場所: 電子メール サーバーまたは Exchange Web サービス URL フィールドに、送信電子メール サーバーの完全 URL を入力します。
SMTP を使用する送信構成プロファイルの場合、http://server.domain.com 形式を使用します。
Exchange Online を使用する送信構成プロファイルの場合、次の例に示すように、Exchange Web サービス (EWS) URL 形式 (EWS/exchange.asmx) を使用します。
AutoDiscover を使用する: Exchange Web サービスの URL を取得する方法として AutoDiscover サービスを使用する場合は、このオプションを選択します。 AutoDiscover オプションは、Exchange Web サービス (EWS) を使用するプロファイルでのみ使用できます。
SSL を使用 : 送信電子メール サーバーへの接続に Transport Layer Security (TLS) または Secure Sockets Layer (SSL) を使用する場合は、このチェック ボックスを選択します。
アクセス資格情報。 以下のフィールドに値を設定して、送信電子メール サーバーへの接続の際に E-mail Router が使用する認証方式を構成します。
ローカル システム アカウント :[SMTP] を電子メール サーバーの種類として選択し、E-mail Router が実行されるコンピューターのローカル システム アカウントを認証に使用する場合は、このオプションを選択します。 このオプションを使用するには、E-mail Router が実行されているコンピューターと、Exchange Server が実行されているコンピューターとの間で、信頼関係が必要です。 認証の種類として [匿名] を選択する場合は、このオプションのみ使用できます。
その他の指定 : 指定ユーザーの資格情報を E-mail Router での認証に使用する場合は、このオプションを使用します。 指定ユーザーは、受信プロファイルが対象とするメールボックスすべてに対してフル アクセス権を持っている必要があります。 複数のアクセス資格情報を指定するには、指定ユーザーごとに個別に構成プロファイルを作成する必要があります。その他の指定を選択した場合は、ユーザー名およびパスワード フィールドに資格情報を入力する必要があります。この資格情報は、このプロファイルがマップされる Exchange Online メールボックスから E-mail Router が電子メール メッセージを取得する際に使用されます。 この資格情報には、Exchange Online メールボックスまたは Exchange Online テナント管理者のいずれかのものを使用できます。 ユーザー名を username@fulldomain 形式で入力します。
ユーザー タイプ: [Exchange Online] を電子メール サーバーの種類として、[その他の指定] をアクセス資格情報として選択した場合は、ユーザーの種類として [管理者] または [ユーザー] を選択する必要があります。 1 つの資格情報セットを使用して複数のメールボックスを処理する場合、または電子メール資格情報の異なるセットを指定して個々のメールボックスを処理する場合は、[管理者] を選択します。ユーザーをユーザーの種類として選択すると、E-mail Router は、資格情報がユーザーの電子メール アドレス (ユーザー名として使用されている) およびパスワード ボックスから取得されたパスワードで構成されるメールボックスに接続します。管理者をユーザーの種類として選択すると、E-mail Router は、指定された資格情報を使用して、Exchange Online テナント内のあらゆるメールボックスに接続して電子メール メッセージを送信できます。 送信方法には、選択するアクセスの種類に応じて、[代理人アクセス] または [代理人として送信するアクセス許可] のいずれかを使用できます。
アクセスの種類: [Exchange Online] を電子メール サーバーの種類として、[その他の指定] をアクセス資格情報として、[管理者] をユーザーの種類として選択する場合は、[代理人アクセス] または [代理人として送信する] のいずれかをアクセスの種類として選択する必要があります。 [代理人アクセス] を選択すると、電子メールは "代理送信" メッセージとして送信されます。 このようなメッセージ送信を行うには、E-mail Router の接続先 Exchange Online メールボックスに対する代理人アクセス許可が管理者には必要です。 管理者にこれらのアクセス許可がない場合、E-mail Router は電子メール メッセージを処理する前に、管理者に代理人アクセスのアクセス許可を付与しようとします。 アクセスの種類として代理人として送信するを選択すると、電子メールは「代理人送信」メッセージとして送信されます。 このようなメッセージ送信を行うには、E-mail Router の接続先 Exchange Online メールボックスに対する "代理人送信" アクセス許可が管理者には必要です。
構成プロファイルを保存するには、[公開] をクリックします。
関連項目
構成プロファイルの管理
受信構成プロファイルの作成または変更 (設置型)
受信構成プロファイルの作成または変更 (Online)
送信構成プロファイルの作成または変更 (設置型)
高度な構成プロファイル オプションの設定
展開の管理
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