Dynamics 365 プロセスを使用したビジネスプロセスの自動化

[アーティクル]
10/31/2017

公開日: 2017年1月

対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online

ビジネスプロセスは、すべてのエンタープライズソフトウェアアプリケーションの構成部分です。ビジネスプロセスには 2 種類があります。自動化されたプロセスは、一群のルールに基づいたアプリケーション間の通信だけに依存しています。対話型プロセスは、ユーザーがそのプロセスを開始して実行し、実行中に適切な判断をすることにも依存しています。

Microsoft Dynamics 365 (オンラインおよび設置型) では、プロセスによって、自動化されたビジネスプロセスと対話型ビジネスプロセスを作成および管理することができます。名前はワークフローからプロセスに変更されましたが、プロセスの実装に使用するエンティティは今でもワークフローと呼ばれています。Microsoft Dynamics 365 プロセスは、ビジネスユーザーと管理者がビジネスプロセスをモデル化する際にすぐに使用できるコンポーネントを多数提供しています。また、Microsoft Dynamics 365 はプロセスの標準動作を拡張およびカスタマイズするメカニズムを開発者に提供して、ユーザー定義コンポーネントを開発者が作成できるようにして、ビジネスアプリケーションに必要な機能を実現します。

Microsoft Dynamics 365 プロセスは Windows Workflow Foundation プログラミングモデルに基づいています。Windows Workflow Foundation は、ランタイムエンジン、フレームワーク、活動のベースライブラリ、および実行時サービスの既定の実装を提供しています。Windows Workflow Foundation ランタイムエンジンによって、プロセスの実行が管理され、プロセスがアクティブな状態を長期間維持することができます。コンピューターをシャットダウンして再起動しても、プロセスの実行の状態が維持されます。