特権 (Privilege) エンティティのメッセージおよびメソッド

[アーティクル]
12/22/2017

公開日: 2017年1月

対象: Dynamics 365 (online)、Dynamics 365 (on-premises)、Dynamics CRM 2016、Dynamics CRM Online

特権は、Microsoft Dynamics 365で操作を実行するためのアクセス許可です。特権はプラットフォームによって確認されます。ユーザーが特権を持っていない場合、操作は失敗します。

Microsoft Dynamics 365 には、ユーザー定義エンティティを含むすべてのエンティティに対する完全な特権セットが含まれています。特権は、ユーザー定義エンティティが追加されたときに生成されたユーザー定義エンティティの特権が、そのエンティティに対して追加された場合を除き、システムに追加できません。ユーザー定義エンティティを削除すると、対応する特権も削除されます。

詳細については、「Security role and privilege reference」を参照してください。このエンティティのスキーマ名は Privilege です。組織のエンティティメタデータを表示するには、「組織のメタデータの参照」で説明されているメタデータブラウザーソリューションをインストールします。カスタマイズされていない組織のメタデータを、EntityMetadata.xlsx という名前の Excel ファイルで見ることもできます。このファイルは、ダウンロードした SDK の最上位のフォルダーに含まれています。

IOrganizationService.Execute メソッドで、このエンティティに関連して使用されるメッセージを次の表に示します。

メッセージ	説明
InitializeFromRequest	2 つのエンティティに属性マップが定義されている場合に、既存のレコードに基づいて新しいレコードを初期化します。詳細については、「エンティティマッピングおよび属性マッピングのカスタマイズ」を参照してください。
RetrieveDuplicatesRequest	重複データ検出が有効であり、エンティティ用の重複データ検出ルールが公開済みである場合に、指定されたレコードについて重複レコードを検出および取得します。詳細については、「重複データの検出」を参照してください。
RetrieveRequest	特権を取得します。IOrganizationService.Retrieve メソッドを呼び出すこともできます。
RetrieveMultipleRequest	特権のコレクションを取得します。IOrganizationService.RetrieveMultiple メソッドを呼び出すこともできます。
RetrievePrivilegeSetRequest	システムで定義されている特権セットを取得します。
RetrieveUserPrivilegesRequest	ユーザーの特権セットを取得します。代わりにRetrieveMultipleRequest メソッドを使用します。

次の方法で共有

特権 (Privilege) エンティティのメッセージおよびメソッド

関連項目

その他のリソース