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CDatabase::GetBookmarkPersistence

特定の操作の後で、レコードセット オブジェクトでのブックマークの永続性を判別するには、このメンバー関数を呼び出します。

DWORD GetBookmarkPersistence( ) const;

戻り値

レコードセット オブジェクトでブックマークが保持されている操作を識別するビットマスク。 詳細については、「解説」を参照してください。

解説

たとえば、CRecordset::GetBookmark を呼び出してから CRecordset::Requery を呼び出した場合、GetBookmark から取得されたブックマークは有効ではなくなっている場合があります。 GetBookmarkPersistence を呼び出してから CRecordset::SetBookmark を呼び出す必要があります。

GetBookmarkPersistence の戻り値として組み合わせることができるビットマスク値の一覧を次の表に示します。

ビットマスク値

ブックマークの永続性

SQL_BP_CLOSE

Requery 操作の後、ブックマークは有効です。

SQL_BP_DELETE

行での Delete 操作の後、その行のブックマークは有効です。

SQL_BP_DROP

Close 操作の後、ブックマークは有効です。

SQL_BP_SCROLL

Move 操作の後、ブックマークは有効です。 これは、CRecordset::CanBookmark によって返されるのと同様に、レコードセットでブックマークがサポートされているかどうかだけを示します。

SQL_BP_TRANSACTION

トランザクションがコミットまたはロールバックされた後、ブックマークは有効です。

SQL_BP_UPDATE

行での Update 操作の後、その行のブックマークは有効です。

SQL_BP_OTHER_HSTMT

1 つのレコードセット オブジェクトに関連付けられたブックマークは、別のレコードセットで有効です。

この戻り値の詳細については、Windows SDK の ODBC API 関数 SQLGetInfo を参照してください。 ブックマークの詳細については、「レコードセット: ブックマークと絶対位置 (ODBC)」を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxdb.h

参照

関連項目

CDatabase クラス

階層図

CRecordset クラス

CRecordset::CanBookmark

CRecordset::GetBookmark

CRecordset::SetBookmark