方法: モデル要素に参照文字列をアタッチする
Visual Studio Ultimate では、モデル要素に任意の文字列をアタッチするコードを記述できます。 アタッチできる文字列の例として、URI、キャッシュされた計算結果、別のモデル内にある要素への ModelBus 参照などがあります。 各文字列は IReference オブジェクトに格納されます。 各モデル要素に任意の数の IReference オブジェクトをアタッチできます。
各 IReference オブジェクトには "名前" があります。 この "名前" を使用して、参照値を解釈する方法を示すことができます。 たとえば、"名前" を "URI" に設定することにより、"値" を URI と解釈するように指示できます。 モデリング ツールでは、いくつかの定義済みの参照名値が使用されます。
IElement への参照のアタッチ
以下の表に示すメソッドを使用するには、次のファイルへの参照を追加する必要があります。
Microsoft.VisualStudio.ArchitectureTools.Extensibility.dll
次のディレクティブをコードに挿入してください。
using Microsoft.VisualStudio.ArchitectureTools.Extensibility.Uml;
メソッドの呼び出し |
Description |
---|---|
element.AddReference (nameString, valueString, duplicatesAllowed) |
指定された名前および値の文字列を含む IReference を作成し、それを element にリンクします。 IReference を返します。 duplicatesAllowed が false で、同じ名前が element にアタッチされた IReference が既に存在する場合は、例外をスローします。 |
element.GetReferences(name) |
element にリンクされ、指定された name を持つすべての IReference オブジェクトを返します。 |
element.DeleteAllReferences(name) |
要素にリンクされ、指定された名前を持つすべての IReference オブジェクトを削除します。 |
reference.Delete() |
この IReference を削除します。 |
ReferenceConstants.WorkItem |
作業項目の参照に名前を付けるための値。 |