テスト管理レポート
テスト チームは、[テスト チーム管理] フォルダーの Office Excel レポートを利用して、テストの進行状況を監視し、テスト動作の量、ステータス、および有効度を特定できます。 テスト管理レポートには、データ ウェアハウスに格納されているチーム プロジェクトの情報が表示されます。 4 つの Office Excel ブックには 17 のレポートが用意されており、それぞれのレポートが独自のワークシートに表示されます。
これらのレポートは、アジャイル プロセス テンプレートおよび CMMI プロセス テンプレートを使用して作成されたチーム プロジェクトに対してのみ使用できます。
注意
チーム エクスプローラーのチーム プロジェクト用の [Excel レポート] フォルダーから [テスト チーム管理] フォルダーにアクセスできます。このフォルダーにアクセスできるのは、チーム プロジェクト ポータルが有効化され、SharePoint Server Enterprise Edition を使用するように構成されている場合だけです。詳細については、「プロジェクト ポータルを使用した情報の共有」を参照してください。
テスト チームのタスク
各ビルドでのテスト動作の成功率と失敗率を監視する。 ビルドの品質評価ブックには、次の 2 つのレポートがあります。これらのレポートには、チーム プロジェクトに対するすべてのビルド定義のテスト結果が記録されます。
ビルド検証テスト: ビルド プロセス中に実行されて「ビルド検証テスト (BVT)」とマークされたすべての自動テストのテスト結果が記録されます。テスト担当チームは、このレポートを参照してビルド品質を監視できます。
ビルド別テスト動作: すべてのテスト計画または選択されたテスト計画について、ビルドに対して実行されたすべてのテスト結果が記録されます。テスト担当チームは、このレポートを参照してビルド品質を監視できます。
これらのレポートのテスト結果のカウントは、特定のビルドにおける各テスト結果の最新バージョンの累積数です。 |
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テスト チームのテスト動作とバグ生成アクティビティの全体的な生産性と有効度を監視する。 テスト チームの生産性ブックには、テスト動作とバグ アクティビティを表示する次の 4 つのレポートが用意されています。
テスト動作: チームが過去 4 週間に実行したテストの量を監視する場合に使用します。
ユーザー別テスト動作: 個々のチーム メンバーが過去 8 週間に実行したテストの量を追跡する場合に使用します。 このレポートを使用して、チーム メンバー間でテスト動作の負荷を分散できます。
ユーザーが作成したバグ: 各チーム メンバーが作成したバグの数を追跡する場合に使用します。
バグの有効性: 定義中のバグの有効性をチームで判断する場合に使用します。これは、高品質の製品をビルドするのに役立ちます。
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製品のテスト結果および回帰テストを監視する。 テスト チームの進捗ブックには、次の 4 つのレポートが用意されています。
テスト計画の進行状況: チームによるテスト作業の進捗状況と、テスト動作を予定どおりに終了できるかどうかを判断する場合に使用します。
テスト ケースの作成状態: テストを実行できるように定義する作業の完了に向けた進行状況を追跡する場合に使用します。
スイート別のテストの状態: 各テスト スイートにおけるチームのテスト作業の進捗状況を判断する場合に使用します。
領域別のテストの状態: 各製品区分におけるチームのテスト作業の進捗状況を判断する場合に使用します。
失敗の分析: テスト中に検出された回帰の数を監視する場合に使用します。
オートメーション デザインの状態: 自動化が必要なテスト ケースの数を追跡する場合に使用します。
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テスト計画、テスト構成、およびテスト カバレッジが不十分な場所を確認する。 テスト ギャップ ブックには、次の 5 つのレポートがあります。これらのレポートは、チーム プロジェクト用に定義および実行されたテスト結果とビルドに基づいて作成されます。
ユーザー ストーリーの状態または要件の状態: 各ユーザー ストーリーまたは要件について、テスト カバレッジの矛盾点を特定する場合に使用します。
構成別のユーザー ストーリーの状態または構成別の要件の状態: 各ユーザー ストーリーまたは要件における各テスト構成について、テスト カバレッジの矛盾点を特定する場合に使用します。
領域別のテストの状態: 製品区分のテスト カバレッジの矛盾点を特定する場合に使用します。 このレポートを使用するチーム メンバーは、テスト ケースを製品区分に割り当てる必要があります。
実行されていないテスト: 各テスト構成に対してこれまでに実行されていないテスト ケースを特定する場合に使用します。
コード カバレッジ: コード カバレッジ率が高い (または低い) ビルドとビルド アセンブリを特定する場合に使用します。
これらのレポートのテスト結果のカウントは、特定のビルドにおける各テスト結果の最新バージョンの累積数です。 1 つのビルドに対してテストを複数回実行した場合、このカウントには、そのビルドに対して実行したテストの最新の結果が含まれます。 |
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参照
その他の技術情報
Excel レポート