MFC DLL の名前付け規則
MFC に含まれる DLL やライブラリの名前は、一定の規則に従って命名されます。 この規則に従うと、目的に応じて DLL やライブラリを簡単に使い分けることができます。
これらの DLL を使用するアプリケーションや拡張 DLL をビルドするためのインポート ライブラリの名前は、DLL と同じ基本名で、拡張子だけが .lib となります。
共有 DLL の名前付け規則
[DLL] |
説明 |
---|---|
MFCx0.DLL |
MFC DLL、ANSI リリース バージョン |
MFCx0U.DLL |
MFC DLL、Unicode リリース バージョン |
MFCx0D.DLL |
MFC DLL、ANSI デバッグ バージョン |
MFCx0UD.DLL |
MFC DLL、Unicode デバッグ バージョン |
共有 DLL バージョンの MFC と動的にリンクするときは、アプリケーションと拡張 DLL のどちらからリンクする場合でも、製品には MFCx0.DLL を含める必要があります。 Unicode をサポートするアプリケーションの場合は、代わりに MFCx0U.DLL を含めます。
MFC と DLL を静的にリンクする場合は、MFC のスタティック ライブラリのいずれかとリンクします。 これらのバージョンには、規則 [N|U]AFXCW[D].LIB に従って名前が付けられます。 詳細については、「ライブラリの名前付け規則 (MFC)」の表「スタティック リンク ライブラリの名前付け規則」を参照してください。
アプリケーションと共に配布される Visual C++ DLL リストについては、Visual Studio インストールに含まれる Redist.txt を参照してください。