EdgeSync 同期を強制する
適用先 : Exchange Server 2010
手動で Active Directory から購読済みのエッジ トランスポート サーバーへのデータの同期を開始できます。
構成と受信者データは、Active Directory から Active Directory Lightweight Directory Services (AD LDS) に定期的に変更を同期することによって最新に保たれます。既定では、構成データと AD LDS の同期は 1 時間に 1 回、受信者データと AD LDS の同期は 4 時間に 1 回実行されます。これらの間隔は、Set-EdgeSyncService コマンドレットを使用して変更できます。
強制的な EdgeSync 同期は、エッジ サブスクリプションを作成した直後に初期レプリケーションを開始するときや、Active Directory で構成や受信者を大幅に変更したときに実行する必要があります。Start-EdgeSynchronization コマンドレットは EdgeSync 同期スケジュールをリセットします。以降の同期間隔の時間は、このコマンドが開始された時刻に基づきます。強制的に完全なレプリケーションを実行したり、最終レプリケーションからの変更のみ実行したりできます。
エッジ サブスクリプションの管理に関連する他の管理タスクについては、「エッジ サブスクリプションの管理」を参照してください。
シェルを使用して EdgeSync 同期を強制的に実行する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「トランスポートのアクセス許可」の「EdgeSync」。
注 : |
---|
EMC を使用して、EdgeSync 同期を強制的に実行することはできません。 |
この例では、以下のオプションで EdgeSync 同期を開始します。
- 同期は、ハブ トランスポート サーバー Hub01 から開始します。
- すべてのエッジ トランスポート サーバーが同期されます。
- 最後のレプリケーション以降の変更のみが同期されます。
Start-EdgeSynchronization -Server Hub01
この例では、以下のオプションで EdgeSync 同期を開始します。
- 同期は、ハブ トランスポート サーバー Hub01 から開始します。
- エッジ トランスポート サーバー Edge03 のみ同期されます。
- すべての受信者と構成データが完全に同期されます。
Start-EdgeSynchronization -Server Hub01 -TargetServer Edge03 -ForceFullSync
構文およびパラメーターの詳細については、「Start-EdgeSynchronization」を参照してください。