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アドレス書き換えエントリを表示または構成する

適用先 : Exchange Server 2010

シェルを使用して、Microsoft Exchange Server 2010 エッジ トランスポート サーバーの役割がインストールされているコンピューターで既存のアドレス書き換えエントリを表示または変更できます。 アドレス書き換えの詳細については、「アドレス書き換えについて」を参照してください。

トランスポート エージェントに関連する他の管理タスクについては、「トランスポート エージェントの管理」を参照してください。

Aa997185.Caution(ja-jp,EXCHG.140).gif注意 :
アドレス書き換えエントリを変更する場合は注意が必要です。すべての変更は、コマンドを実行すると直ちに適用されます。最初に WhatIf パラメーターを使用してコマンドを実行することをお勧めします。
WhatIf パラメーターの詳細については、「WhatIf、Confirm、および ValidateOnly スイッチ」を参照してください。

前提条件

アドレス書き換えエントリを作成する」を読んでください。

シェルを使用してすべてのアドレス書き換えエントリの要約リストを表示する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「トランスポートのアクセス許可」の「アドレス書き換えエージェント」。

Aa997185.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
EMC を使用してすべてのアドレス書き換えエントリの要約リストを表示することはできません。

この例では、すべてのアドレス書き換えエントリの要約リストを提供します。

Get-AddressRewriteEntry

構文およびパラメーターの詳細については、「Get-AddressRewriteEntry」を参照してください。

シェルを使用して 1 つのアドレス書き換えエントリの詳細な構成を表示する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「トランスポートのアクセス許可」の「アドレス書き換えエージェント」。

Aa997185.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
EMC を使用して 1 つのアドレス書き換えエントリの詳細な構成を表示することはできません。

アドレス書き換えエントリの詳細な構成を表示するには、次のコマンド構文を使用して、Get-AddressRewriteEntry コマンドの出力を Format-List コマンドにパイプ処理する必要があります。

Get-AddressRewriteEntry <GUID or address rewrite entry name> | Format-List

パイプライン処理の詳細については、「パイプライン処理」を参照してください。コマンドによって返される情報を処理する方法の詳細については、「コマンド出力の操作」を参照してください。

この例では、 Rewrite Contoso.com から Northwindtraders.com のアドレス書き換えエントリの詳細な構成を提供します。

Get-AddressRewriteEntry "Rewrite Contoso.com to Northwindtraders.com" | Format-List

構文およびパラメーターの詳細については、「Get-AddressRewriteEntry」を参照してください。

シェルを使用してアドレス書き換えエントリを変更する

この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。「トランスポートのアクセス許可」の「アドレス書き換えエージェント」。

Aa997185.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
EMC を使用してアドレス書き換えエントリを変更することはできません。

アドレス書き換えエントリを変更するには、変更するアドレス書き換えエントリの Identity パラメーターを指定する必要があります。通常はアドレス書き換えエントリの名前を ID として使用しますが、GUID を使用することもできます。

アドレス書き換えエントリで構成されている複数のパラメーターを変更できます。アドレス書き換えエントリを変更するには、エントリの ID を二重引用符で囲んで指定します。Identity パラメーターのラベルは暗黙的に指定されているため、ラベルを指定する必要はありません。また、変更するパラメーターをそれぞれ値と共に含める必要があります。

アドレス書き換えエントリを変更するには、次の構文を使用します。

Set-AddressRewriteEntry <Identity> -Parameter <value>

この例では、ExternalAddress パラメーターを変更します。

Aa997185.important(ja-jp,EXCHG.140).gif重要 :
1 つのアドレス書き換えエントリでは、ExternalAddress パラメーターと InternalAddress パラメーターの両方が、電子メール アドレスまたはドメインのいずれかになっている必要があります。1 つのアドエス書き換えエントリに 2 つの種類の値を混在させることはできません。
Set-AddressRewriteEntry "Contoso to Northwindtraders" -ExternalAddress northwindtraders.net

この例では、InternalAddress パラメーターを変更します。

Set-AddressRewriteEntry "Northwindtraders to Contoso" -InternalAddress northwindtraders.net

この例では、OutboundOnly パラメーターを変更します。

Aa997185.important(ja-jp,EXCHG.140).gif重要 :
複数の内部サブドメインを単一の外部ドメインに書き換えるようにアドレス書き換えエントリを構成する場合は、OutboundOnly パラメーターを使用する必要があります。アドレス書き換えエントリで OutboundOnly パラメーターが有効になっている場合、Exchange 2010 は、指定した書き換え後の外部ドメインが送信先である受信電子メール メッセージを書き換えません。
Set-AddressRewriteEntry "Contoso to Northwindtraders" -OutboundOnly:$true

この例では、ExceptionList パラメーターを変更します。

Set-AddressRewriteEntry "Contoso to Northwindtraders" -ExceptionList sales.northwindtraders.net
Aa997185.note(ja-jp,EXCHG.140).gif注 :
ExceptionList パラメーターによって変更される ExceptionList プロパティに複数の値が含まれる場合は、サブドメインを追加するときに既存の値を上書きしないように注意してください。ExceptionList プロパティに対して値の追加と削除を行う方法の詳細については、「複数値プロパティの変更」を参照してください。

この例では、Name パラメーターを変更します。

Set-AddressRewriteEntry "Contoso to Northwindtraders" -Name "Contoso to Woodgrove Bank"

構文およびパラメーターの詳細については、「Set-AddressRewriteEntry」を参照してください。