WinHTTP のプロキシ設定を構成する
適用先 : Exchange Server 2010
Microsoft Exchange Server 2010 では、トランスポート サーバーは基盤となる Microsoft Windows HTTP サービス (WinHTTP) に依存してすべての HTTP トラフィックおよび HTTPS トラフィックを管理します。ハブ トランスポート サーバーとエッジ トランスポート サーバーが両方とも HTTP を使用して、Microsoft Exchange 2010 標準のスパム対策フィルター更新と Microsoft Forefront Security for Exchange Server スパム対策更新サービスの更新、および証明書失効リスト (CRL) の検証の更新にアクセスする場合があります。
多くの組織では、宛先がインターネットの HTTP 通信および HTTPS 通信にはプロキシ サーバーが使用されます。組織がプロキシ サーバーを使用し、Exchange トランスポート サーバーが HTTP および HTTPS 用のプロキシ サーバーを使用するように構成されていない場合、HTTP に対応した CRL 検証が機能するように構成する必要があります。
WinHTTP を構成する最も簡単な方法は、ProxyCfg.exe を使用することです。ProxyCfg.exe は、Windows Server 2008 または Windows Server 2003 が実行されているすべてのコンピューターの %System32% ディレクトリに含まれているコマンドライン ツールです。ProxyCfg.exe を使用して、WinHTTP 構成を設定および表示することができます。
スパム対策およびウイルス対策機能に関連する他の管理タスクについては、「スパム対策およびウイルス対策の機能の管理」を参照してください。
ProxyCfg.exe を使用して WinHTTP プロキシ設定を構成する
この手順を実行する際には、あらかじめアクセス許可を割り当てる必要があります。必要なアクセス許可の一覧については、以下を参照してください。 「トランスポートのアクセス許可」の「ハブ トランスポート サーバー」および「エッジ トランスポート サーバー」。
この例では、HTTP サーバーおよび HTTPS サーバーには proxy_server というプロキシ サーバーを経由してアクセスすることを指定します。"<local>" 引数で指定されたピリオドを含まないホスト名は除外されます。
proxycfg -p proxy_server "<local>"
プロキシ サーバーを実行していない場合でも、ProxyCfg.exe を使用して前のプロキシが設定されているかどうかを確認することをお勧めします。現在の構成を表示するには、引数を指定しないでこのツールを実行します。
proxycfg
この例では、WinHTTP に対してインターネットへの直接接続を構成するか、既存のプロキシ構成を削除します。
proxycfg -d
重要 : |
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WinHTTP の変更を構成した後で、Microsoft Exchange Transport サービスおよび Microsoft Exchange スパム対策更新サービスを開始する必要があります。 |
ProxyCfg.exe を使用する方法の詳細については、プロキシ構成ツールの ProxyCfg.exe に関するページを参照してください (このサイトは英語の場合があります)。