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電子メール セキュリティを強化したコネクタ

 

適用先: Exchange Online, Exchange Online Protection

セキュリティが強化された電子メール サーバーを構成するためには、多数の作業が必要になる可能性があります。Office 365 と、サービス プロバイダーまたはパートナー組織の電子メール サーバーとの間の電子メール フローの設定が関係する場合には特にそう言えます。この設定を行うために実行する必要があるタスクの 1 つは、トランスポート層セキュリティ (TLS) を実施したり、Exchange Online に既に設定されているトランスポート ルールを組み込んだりするコネクタを作成することです。電子メール フロー シナリオにこうした要件が含まれる場合、電子メールを受信する電子メール サーバーがセキュリティ要件を満たしていることを確認する必要があります。

TLS とは?

トランスポート層セキュリティ (TLS) は一連の業界標準プロトコルであり、メッセージを宛先に転送する途中でのメッセージの改ざんや不正アクセスを防止して電子メールを配信する 1 つの方法です。Office 365 は、必須 TLS や強制 TLS、および便宜的な TLS とともに、電子メールを保護するための他の種類の保護機能をサポートしています。

コネクタを作成するときに、そのコネクタを使用する電子メールごとに適用する TLS の制約を選択できます。なお、一部のメール フロー シナリオにはコネクタが関係せず、特定の電子メールにのみ適用されるコネクタを作成することもできます。こうした 2 つの理由により、ご自分の組織で送受信するすべての電子メールに対して TLS が適用されると想定すべきではありません。

Office 365 での TLS のしくみについて知るには、「Exchange Online が Office 365 で TLS を使用して電子メールの接続をセキュリティで保護する方法」を参照してください。

関連項目

Office 365 でコネクタを使用してメール フローを構成する

Exchange Online のメール フロー ルール (トランスポート ルール)