Outlook Web Access のデータ圧縮を有効にする方法
Outlook Web Access は、データ圧縮をサポートしており、ネットワーク接続が低速な環境に適しています。Outlook Web Access の圧縮では、使用する圧縮の設定に応じて、静的、動的、またはその両方の種類の Web ページが圧縮されます。次の表は、Microsoft® Exchange Server 2003 で Outlook Web Access 用に使用できる圧縮設定の一覧を示しています。
Outlook Web Access 用の圧縮設定
圧縮設定 | 説明 |
---|---|
高 |
静的なページと動的なページの両方が圧縮されます。 |
低 |
静的なページのみが圧縮されます。 |
なし |
圧縮は行われません。 |
開始する前に
Exchange Server 2003 の Outlook Web Access でデータ圧縮を使用するには、組織が以下の前提条件を満たしていることを確認します。
Outlook Web Access のユーザー認証に使用する Exchange サーバーは、Microsoft Windows Server™ 2003 を実行している必要があります。
ユーザーのメールボックスは、Exchange 2003 サーバー上にある必要があります。Exchange メールボックスが混在して展開されている場合は、Exchange サーバー上に Exchange 2003 ユーザー専用の独立した仮想サーバーを作成し、その仮想サーバー上で圧縮を有効にすることができます。
クライアント コンピュータは、Microsoft Internet Explorer Version 6 以降を実行している必要があります。また、クライアント コンピュータは Microsoft® Windows® XP または Microsoft Windows® 2000 Server を実行していて、Mcrosoft セキュリティ情報の Internet Explorer 用の累積的な修正プログラム (328970) (MS02-066) に関するページ (英語ページの可能性があります)に説明されているセキュリティ アップデートがインストールされている必要があります。
注 : 圧縮がサポートされているブラウザがなくても、クライアント コンピュータは正常に動作します。 一部のダイヤルアップ接続では、プロキシ サーバー経由の HTTP 1.1 サポートを有効にすることが必要な場合があります (圧縮が正常に機能するには、HTTP 1.1 サポートが必要です)。
手順
Outlook Web Access のデータ圧縮を有効にするには、次の操作を行います。
Exchange システム マネージャを起動します。
詳細ペインで [サーバー] を展開し、目的のサーバーを展開します。次に、[プロトコル] を展開します。
[HTTP] を展開し、[Exchange 仮想サーバー] を右クリックします。次に、[プロパティ] をクリックします。
[Exchange 仮想サーバーのプロパティ] ダイアログ ボックスの [設定] タブにある [Outlook Web Access] で、[圧縮] ボックスの一覧から、圧縮レベル ([なし]、[低]、または [高]) をクリックします。
[適用] をクリックし、[OK] をクリックします。
詳細情報
Outlook Web Access の管理および構成については、『Exchange Server 2003 クライアント アクセスガイド』で、以下のトピックを参照してください。
- Outlook Web Access の構成
- Outlook Web Access の管理