Exchange の混在モードをネイティブ モードに変換する方法
混在モードで実行している組織は、すべてのバージョンの Exchange Server に対応できます。ネイティブ モードで実行している組織は、Exchange 2000 Server 以降のコンピュータのみを含むことができます。この組織に新しい Exchange Server 5.5 (またはそれ以前) のコンピュータを追加することはできません。既定では、Exchange 2000 Server と Exchange Server 2003 は混在モードでインストールされます。
すべてのサーバーが Exchange 2000 以降にアップグレードされ、以前のリリースの制約が適用されなくなった後で、Exchange 組織をネイティブ モードに変換できます。Exchange Server 5.5 (またはそれ以前) のコンピュータをアップグレードまたはコミッション解除するまでは、ネイティブ モードに変換することはできません。
Exchange ネイティブ モードの機能の一部を以下に示します。
- ルーティング グループを複数の管理グループのサーバーで構成できます。
- ルーティング グループ間でサーバーを移動できます。
- SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) が既定のルーティング プロトコルになります。
開始する前に
注 : |
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Exchange 組織を混在モードからネイティブ モードに変換する前に、組織のすべてのコンピュータが Exchange 2000 またはそれ以降を実行している必要があります。 |
重要 : |
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Exchange 組織をネイティブ モードに変換した後では、混在モードに戻すことはできません。この変換は 1 回きりなので、実行の前に結果を十分に理解する必要があります。 |
手順
Exchange を混在モードからネイティブ モードに変換するには、次の操作を行います。
Exchange システム マネージャを起動します。
コンソール ツリーで、ネイティブ モードに変換する組織を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[<組織名> のプロパティ] で、[処理モードの変更] の下にある [モードの変更] をクリックします。
ネイティブ モードに完全に切り替える場合は、警告ダイアログ ボックスで [はい] をクリックします。[適用] をクリックして、新しい Exchange モードに切り替えます。
詳細情報
Exchange Server の混在モードとネイティブ モードの詳細については、マイクロソフト サポート技術情報の次の文書を参照してください。
- 文書番号 270143「[XADM] 混在モード vs. ネイティブ モード」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=270143)
- 文書番号 327779「[HOWTO] Exchange で混在モードからネイティブ モードに変換する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=327779)
- 文書番号 272314「[XADM] 混在モードの組織をネイティブ モードに変換するための準備」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=3052&kbid=272314)