次の方法で共有

方法: ロード テストの実行設定にコンテキスト パラメーターを追加する

  • [アーティクル]

 

発行: 2016年7月

新しいロード テスト ウィザードでロード テストを作成した後、ロード テスト エディターを使用して、テストのニーズや目標に合わせてシナリオのプロパティを変更できます。 詳細については、次のトピックを参照してください。 [廃版] ロード テストの作成。

注意

実行設定の各プロパティとその説明の一覧については、「ロード テストの実行設定のプロパティ」を参照してください。

ロード テスト エディターを使用して、ロード テストの実行設定で使用するコンテキスト パラメーターを作成できます。 コンテキスト パラメーターを使用すると、文字列をパラメーター化できます。

必要条件

  • Visual Studio Enterprise

たとえば、コンテキスト パラメーターを使用することにより、パラメーター化された Web サーバー URL を既に使用している Web パフォーマンス テストがロード テストに含まれるとします。 Web パフォーマンス テストで使用するものと同じ名前値を使用するロード テストの実行設定に、コンテキスト パラメーターを追加できます。 これにより、ロード テストの実行時に、Web パフォーマンス テストが別のサーバーに割り当てられます。 たとえば、URL. の Web サーバーが WebServer1 という名前になっているコンテキスト パラメーターを使用する Web パフォーマンス テストが、ロード テストに含まれているとします。 そこで WebServer1 という名前が使用されているコンテキスト パラメーターを、ロード テストの実行設定に指定した場合、このロード テストでは、ロード テストの実行設定に割り当てたコンテキスト パラメーターが使用されます。 明確にするために、ロード テスト内の Web パフォーマンス テストで、ロード テキスト内と同じコンテキスト パラメーター名を使用する場合、そのロード テキスト内のコンテキスト パラメーターによって、Web パフォーマンス テストで使用されるコンテキスト パラメーターはオーバーライドされます。 詳細については、「[廃版] 方法: Web パフォーマンス テストでコンテキスト パラメーターを使用する」を参照してください。

注意

実行設定にコンテキスト パラメーターを使用するときは、Web パフォーマンス テストのコンテキスト パラメーターを誤ってオーバーライドしないように注意してください。意図的に行う場合以外は、同じコンテキスト パラメーター名を使用しないようにしてください。

Webserver1 コンテキスト パラメーターの値を http://CorporateStagingWebServer に割り当てた場合は、そのロード テスト全体で WebServer1 を使用できるので、この値を別の Web サーバーにいつでも簡単に変更できます。

また、別々のロード テストの実行設定に同じ名前を使用して、コンテキスト パラメーターにさまざまな値を割り当てることにより、さまざまな環境を使用してロード テストを実行できます。

  • Corporate Staging Web Server の実行設定: WebServer1=http://CorporateStagingWebServer という名前のコンテキスト パラメーター

  • Corporate Production Web Server の実行設定: WebServer1=http://CorporateProductionWebServer という名前のコンテキスト パラメーター

コマンド ラインからの実行設定の変更

コンテキスト パラメーターの手法を活用するためにコマンド ラインから別の実行設定を使用する場合は、次のコマンドを使用します。

Set Test.UseRunSetting= CorporateStagingWebServer

および

mstest /testcontainer:loadtest1.loadtest

コンテキスト パラメーターの実行設定への追加

コンテキスト パラメーターを実行設定に追加するには

  1. ロード テストを開きます。

  2. ロード テスト エディターで、ロード テスト ツリーの [実行設定] フォルダーを展開します。

  3. コンテキスト パラメーターを追加する特定の実行設定を右クリックし、[コンテキスト パラメーターの追加] を選択します。

    新しいコンテキスト パラメーターが、ロード テスト ツリーの [実行設定] フォルダーの [コンテキスト パラメーター] フォルダーに追加されます。

    または

    実行設定に [コンテキスト パラメーター] フォルダーが既に含まれている場合は、それを右クリックして [コンテキスト パラメーターの追加] を選択します。

  4. [プロパティ] ウィンドウで、必要に応じて、[名前] の値を変更 (WebServer1 など) します。 [プロパティ] ウィンドウの [値] を、使用するパラメーター (http://CorporateStagingWebServer など) に変更します。

  5. (省略可能) 手順 3. ～ 5. を繰り返し、[値] に別の文字列 (http://CorporateProductionWebServer など) を使用します。

  6. どの実行設定をアクティブにするかを選択します。 実行設定のショートカット メニューを開いて [アクティブとして設定] を選択します。

参照

ロード テストの実行設定の構成
[廃版] 方法: Web パフォーマンス テストでコンテキスト パラメーターを使用する