IIS への WordPress のインストール
公開日: 2007 年 12 月 18 日 (作業者: iisteam (英語))
更新日: 2008 年 9 月 11 日 (作業者: iisteam (英語))
はじめに
WordPress は人気のブログ パッケージです。wordpress.org では、"a state-of-the-art semantic personal publishing platform with a focus on aesthetics, web standards, and usability" (デザインの美しさ、Web 標準、利便性を重視した最先端の個人用パブリッシング プラットフォーム) と紹介されています。以下では、IIS 6 上で FastCGI と連動するように WordPress をインストールして構成する方法について説明します。このドキュメントでは、https://www.iis.net/fastcgi/phpon60 の説明に従って FastCGI 拡張機能と PHP ライブラリのセットアップと構成が完了していることを前提としています。
ここで示している手順は、以下の構成のもとでテストし、動作が確認されています。
- Windows Server® 2003 オペレーティング システム
- IIS 6
- PHP 5.2.4
- MySQL 5.0.45
- WordPress 2.2.3
PHP のセットアップに関するメモ
WordPress は、PHP で提供される既定の構成をあまり変更することなく使用できます。****WordPress を動作させるために、PHP で提供される基本構成ファイル (php.ini 構成ファイル) で変更が必要なのは、次の部分だけです。
- "extension_dir" を "c:\php\ext" (PHP 拡張機能ディレクトリの場所) にします。
- 拡張機能の一覧のうち "extension=php_mysql.dll" のコメントを解除して、MySQL サポートを有効にします。
WordPress のダウンロードと展開
http://wordpress.org/download/ (英語) から WordPress の最新リリースをダウンロードします。このドキュメントの手順はバージョン 2.2.3 を基にしていますが、以降のバージョンもインストールに関してはほとんど違いはありません。zip パッケージをダウンロードしたら、中身を C:\Inetpub\wwwroot\wordpress または任意選択のディレクトリに展開します。WordPress Web ディレクトリのアクセス許可は、既定のままで十分であり、変更する必要はありません。
データベースのセットアップ
WordPress のインストール手順を開始する前に、サーバー上にデータベースを作成します。さらに、データベース ユーザーを作成し、データベースに対する db 所有者アクセス許可を付与します。MySQL データベースの場合は「IIS での PHP アプリケーション用データベースのセットアップ」の説明に従ってください。このチュートリアルでは、次のデータベース情報を使用します。
- データベース名: "wordpress"
- データベース ユーザー: "wordpress"
- アカウント パスワード: "wordpress"
WordPress 構成ファイルの変更
次に、前のステップで作成したデータベースに接続するように WordPress をセットアップする必要があります。
1. インストール ディレクトリ (c:\inetpub\wwwroot\wordpress) に移動し、ファイル "wp-config-sample.php" の名前を "wp-config.php" に変更します。
2. "wp-config.php" をエディターで開き、DB_NAME、DB_USER、DB_PASSWORD、および DB_HOST の値を必要に応じて変更します。
<?php
// ** MySQL 設定 ** //
define('DB_NAME', 'wordpress'); // データベースの名前
define('DB_USER', 'wordpress'); // MySQL のユーザー名
define('DB_PASSWORD', 'wordpress'); // MySQL のパスワード
define('DB_HOST', '192.168.0.4'); // データベースの IP アドレスに変更します。
define('DB_CHARSET', 'utf8');
define('DB_COLLATE', '');
// 複数のインストールがある場合、それぞれに一意のプレフィックスを付けて、1 つのデータベースで管理できます。
$table_prefix = 'wp_'; // 英数字とアンダースコアのみを使用します。
// WordPress をローカライズする場合はこれを変更します。選択した言語に対応する
// MO ファイルを wp-content/languages にインストールする必要があります。
たとえば、ドイツ語サポートを有効にするには、wp-content/languages に de.mo
// をインストールし、WPLANG を 'de' に設定します。
define ('WPLANG', '');
/* ここまでで編集は終わりです。*/
define('ABSPATH', dirname(__FILE__).'/');
require_once(ABSPATH.'wp-settings.php');
?>
アプリケーションの構成
1. ブラウザーで https://localhost/wordpress/wp-admin/install.php にアクセスし、WordPress のインストール手順を開始します。グラフィカルな表示に従って手順を進めることができます。
2. [First Step] をクリックして次の画面に進みます。この画面が表示されずエラー メッセージが表示される場合は、WordPress 構成ファイル (wp-config.php) 内のデータベースの設定が正しいかどうかを確認してください。
3. 次のページ (下図) で、ブログの名前と電子メール アドレスを入力するように指示があります。情報を入力し、次の画面に進みます。
4. これで手順は完了です。次のような画面が表示されます。次に進む前に、管理者アカウントに割り当てられた一時パスワードを必ずコピーしておいてください。
5. これでインストールが完了しました。ブラウザーでhttps://localhost/wordpress/wp-login.phpにアクセスし、ブログの管理を開始します。
最初のログイン ページは次の画面のようになります。
"Pretty" パーマリンクの有効化
IIS 7 で WordPress をホストする際 "Pretty" パーマリンクを有効にするには、こちらの記事 の説明に従います。
詳細情報
IIS 6 用 FastCGI 拡張機能について意見を交換したり、不具合を報告するには、次の FastCGI フォーラムをご利用ください。
IIS での各種 PHP アプリケーションの実行に関する詳細については、次を参照してください。
書き換えルールを作成します。
- Web.configファイルを開きます(ワードのファイルと同じディレクトリ内にあります)。場合は、それを作成し、ワードプレスのディレクトリにあるWeb.configファイルではありません。
- をコピーしてsystem.webServerの要素には、次のXMLセクションを貼り付ける:
<rewrite>
<rules>
<rule name="Main Rule" stopProcessing="true">
<match url=".*" />
<conditions logicalGrouping="MatchAll">
<add input="{REQUEST_FILENAME}" matchType="IsFile" negate="true" />
<add input="{REQUEST_FILENAME}" matchType="IsDirectory" negate="true" />
</conditions>
<action type="Rewrite" url="index.php" />
</rule>
</rules>
</rewrite>
このルールは、要求されたURLにマッチする場合は、URLをファイルシステム上のファイルまたはフォルダに移動して、ルールをindex.phpには、URLの書き換えやコンテンツが含まれていますREQUEST_URIサーバー変数に基づいて提供するかを決定対応していない場合は、元のURLの前には、ルールが変更されました。
テストでは、書き換えルール
後に、書き換えルールは、Web.configファイルに保存され、Webブラウザを開いて、クリックしワードプレスのブログでは、パーマのいずれか。あなたは、正しいコンテンツのすべての複合については、Webサーバーによって返されるはずです。