スパム対策の正確性と効率

 

適用対象: Office 365 Small Business, Office 365 ProPlus, Office 365 Enterprise, Live@edu, Forefront Online Protection for Exchange

スパム フィルターが効果的でない場合、ユーザーの不満が高まり、会社は感染とデータ損失のリスクにさらされます。Forefront Online Protection for Exchange (FOPE) は、スパムを特定して顧客メールボックスから隔離することにより、高い精度と効果を同時に実現します。FOPE を使用することで、電子メール環境と通信の統合性を維持して、生産性を向上させ、企業電子メール システムの総所有コストを削減することができます。

正確性

誤検知とは、正当なメッセージが誤ってスパムとして識別されることです。ニュースレターなどの正当な一括送信メッセージ、個人対個人のビジネス コミュニケーション、個人的な電子メールなどが誤検知される可能性があります。広範なモニタリングの結果、FOPE の誤検知メッセージの比率は 250,000 分の 1 以下、つまり 0.0004% であることが判明しています。

エンド ユーザーと IT 管理者の両者が、false_positive@messaging.microsoft.com 宛てに完全なインターネット ヘッダーを付けてメッセージを送信することにより、誤検知を報告できます。また、abuse@messaging.microsoft.com 宛てに完全なインターネット ヘッダーを付けてメッセージを送信することにより、迷惑メールを報告できます。スパム分析チームは各メッセージを調査し、それに従ってスパム フィルターを調節して今後の誤検知の発生を防ぎます。このように、スパム防止プロセスおよび保護プロセスは、グローバル サービス レベルで常に更新および調整されています。報告されたすべての案件は、ネットワーク レベルで評価されます。

Microsoft Office Outlook 用迷惑メール報告アドイン (オプション ツール) を使用すると、ユーザーは Microsoft に簡単に迷惑メールを報告することができます。これらの分析により、迷惑メール メッセージを削減し、その影響を軽減することが可能になります。このツールは、Microsoft Office Outlook 2007 SP2 以降または Microsoft Office Outlook 2010 と互換性があります。Microsoft Office Outlook 用迷惑メール報告ツールの詳細については、「Microsoft Office Outlook 用迷惑メール報告アドイン」を参照してください。

有効性

Forefront Online Protection for Exchange ソリューションは、微調整なしでも 98 パーセントのスパムをブロックできます。ただし、追加のスパム フィルター (ASF) 機能を導入することによって企業は、そのニーズに応じてスパム フィルターを細かくカスタマイズし、有効性を高めることができます。